- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県嬉野市
- 広報紙名 : 市報うれしの 2026年1月号
■Vol.4 ベナン共和国
『嬉野市塩田町出身の三島美沙希と申します。』
私は2024年4月から西アフリカのベナン共和国でJICA海外協力隊の看護師として活動しています。今回は、アフリカ布と仕立て屋を紹介します。
この写真は、ベナンで日常的に使われているアフリカ布と仕立て屋の仕事の様子です。アフリカ布を販売している店内には、赤・青・黄色などの鮮やかな色の布が数多く積み上げられ、くり返しのある模様や植物、動物を思わせる柄など、多様なデザインが並んでいます。こうした布は、約6m×6mでおよそ1,000円(約4,000CFAフラン)から購入することができます。ベナンの地方では、既製服を購入するのではなく、自分の好みの布を選び、仕立て屋に持ち込んで衣服を作ってもらうことが一般的です。
地方に住む女性の主な職業は、仕立て屋、美容師、売り子で、布と深く関わりながら生活を支えています。写真の仕立て屋は、わたしの行きつけの仕立て屋で、家の前に足踏み式ミシンを置き、寸法を測りながら布を裁断し、ワンピースやスカートなどを一枚ずつ丁寧に縫い上げてくれます。仕立て代も1,000円程度(約4,000CFAフラン)で、派遣隊員の多くも、布を購入し、仕立て屋にお願いして洋服を作ってもらっています。こうした布と仕立ての文化は、人々の暮らしに根付き、今も大切に受け継がれています。
