- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県神埼市
- 広報紙名 : 市報かんざき 令和7年4月号
◆新年度への思い
神埼市長 實松 尊徳
今年も早いもので4月に入りました。4月と言えば「年度替わり」ということで、このタイミングで市役所の組織改編と人事異動を行いましたので、それらに込めた私の思いを少しご紹介します。
まずは、組織改編。従来の企画課に代わる部署として「総合政策課」を設置しました。懸案となっている旧庁舎跡地や神埼高校跡地の利活用等を推進するため、総合的、かつ、政策的に議論・検討する部署として新設しました。この課を中心に、さまざまなプロジェクトを積極的に推進し、市の更なる発展に繋げていきたいと考えています。
また、この総合政策課内に巡回バス等の在り方を再検討する「地域交通係」を設置しました。巡回バスやデマンドタクシー「NORARU」については「使い勝手が悪い」という意見をいただいています。そのため「根本的に見直す必要があるのではないか」との考えから、今回、専属の係を設けました。
さらに、こども家庭課内に「こども家庭センター」を設置しました。従来は、妊娠・出産を支援する「母子保健担当」と子育てを支援する「子育て支援担当」が別々の部署にありましたが、4月からこの2つを一本化し、妊娠・出産から18歳までの子育て支援を1つの部署で行うこととしました。「子育てするなら神埼市!」の実現に向けて、しっかりと取り組んでまいります。
この他「高齢障がい課」を「健康長寿課」に改めるなど、市民の皆さんへのメッセージを込めた課名変更も行っています。ぜひ、組織改編の内容についてもご覧いただければと思います。
次に、人事異動。今回大幅な人事異動を行いました。ポイントは2つ。管理職を減らし、担当職員を増やしました。経済対策や災害対応など、突発的な事象にも柔軟に対応できる体制をつくりたいと考えたからです。そしてもう1つのポイントは、各職員が初めての業務に従事するよう人事異動を行いました。常にチャレンジ精神を持って新たなことに挑戦してもらいたい、また、成長を感じてもらいたいとの思いで行いました。この人材育成を意図した人事異動の試みは、5年後、10年後に必ず活きてくると信じています。「神埼市の発展とともに、職員が成長を感じることができる市役所にしたい!」、それが私の思いです。