- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県神埼市
- 広報紙名 : 市報かんざき 令和7年7月号
5月17日、中央公民館で総会・研修会が開催され、佐藤悦子会長は「本年度は基本に立ち返り“男女共同参画とは”をテーマに活動していきたい」と述べました。
また、総会の中で神埼市古来の歴史をヒントに命名された“神埼市男女共同参画推進ネットワーク”の新名称「アラブル」が紹介されました。詳細は今後の市報で紹介します。
今後は「ラブル」と呼んでください。名称のご応募ありがとうございました。
◆研修会「私らしい生き方ができる時代に」~ジェンダーってなに?~
講師:西九州大学健康福祉学部社会福祉学科教授 安德弥生氏
元看護士で現在は福祉分野で介護職養成の仕事に携わられている安德先生。先生のこれまでの経験や周りの方の出来事からこの仕事を始められました。「ジェンダーへの無意識の考え方は幼少時からつくられているのでは」とのご指摘は、参加者に自分の過去の生き方を問い直す機会を与えてくださいました。
こんなことありませんか?
・料理の手伝いを頼むのはいつも女の子
・好きな色ではなく、何となく男性は寒色系、女性は暖色系を選ぶ
・理系は男性が得意、文系は女性が得意 などなど
男女雇用均等法が制定されてくしくもちょうど40年後に行われた本研修会。制度は変わっても意識改革は道半ばというのが現状です。世界経済フォーラムの調査によると、日本は男女格差指数が118位(2024年)と、依然として低迷しています。いち早くこの状況から脱することは、国そして地域の活性化につながるのではと感じました。
研修後のアンケートには「ジェンダーについての理解が深まった」「幼少期から意識していくことが大切」「もっと学びたい」など、先生のお話に感銘を受けられたことが伝わってきました。最後に、先生からのメッセージの一部を紹介します。
「変われるのは自分」
「一人ひとりが自立すること。幸せはそのあとについてくる」
「自分自身の価値を認識し、自信を持つことが重要」
「他者を支援し、共に成長、社会全体を照らす存在に」
問い合わせ:
神埼市男女共同参画推進ネットワーク 佐藤【電話】44-2925
市民課 コミュニティ推進係【電話】37-1331