- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県有田町
- 広報紙名 : 広報有田 2025年9月号
■中学校統合に向けて
町は、現在2つある中学校を統合し、新たに中学校を建設する方向で検討を進めています。
中学校の統合については、子どもの数の減少、学校施設の老朽化を踏まえ、令和5年度から有識者による組織を立ち上げ、有田町にとって適正な規模の中学校について検討を重ねてきました。特に施設の老朽化は深刻な問題で、有田中学校の校舎は築47年、西有田中学校は築66年が経過しており、これからの時代に対応したより良い学習環境の整備が急がれています。
その結果、「中学校は9~15学級が適正であること」、「通学時間がおおむね1時間を超えないこと」などが答申としてまとめられ、町の中央付近に新しい学校を建設する方向で議論が進められてきました。
学校の建設予定地については、複数の候補地を挙げたうえで、学校教育課をはじめ、まちづくり課、建設課、総務課など役場の関係各課の知見も取り入れながら協議を行いました。
▽建設予定地の比較基準
・町の中央付近であること
・道路、インフラの整備状況
・通学時の交通量や安全性
・災害時において住民の避難場所
・町の財政負担(造成費等)など
これらの基準を考慮した結果、「歴史と文化の森公園」の一部を学校建設の候補地とし、令和13年4月開校を目指して検討を進めています。
このような内容について、これまで、各小学校PTA、総区長会、将来新しい中学校に通うことになる未就学児の保護者の皆さまを対象に、説明会を開催してきました。
▽中学校統合基本構想・基本計画
町は中学校統合における最適な施設整備の方向性を定めるため、「中学校統合基本構想・基本計画策定」を進めています。
策定にあたっては、各中学校の校長、PTA、地域の学校運営協議会、町議会、有識者などからなる策定委員会を構成し、これまでの説明会で寄せられた意見も踏まえ、学校として適地か改めて調査し、正式に建設地などを決定していく予定です。今後も、地域や保護者の皆さまの声を取り入れながら、新しい学校づくりを進めていきます。
■これまでの説明会で寄せられた主な意見
・両中学校の今後の扱いはどうするのか
・令和13年4月開校までのスケジュールは
・学校建設にかかる費用について
・建設予定地が選定された理由や、想定される課題への対策は
・公園としてのスペースは残されるのか
・スクールバスを運行するなら町の中央付近でなくてもいいのでは
・遠距離通学への対応はなど
詳しくは学校教育課
【電話】43・2324