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■核兵器廃絶に向けた取り組み〜被爆80年〜
世界に被爆の実相を伝え、核兵器廃絶を訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会が、昨年12月にノーベル平和賞を受賞されるなど、核兵器廃絶に向けた機運が高まりを見せる中、今年は被爆80年の節目の年を迎えています。
これまで県では、核兵器廃絶の実現に向け、各国要人に被爆地を訪れてもらうよう要請するとともに、県民の平和意識を醸成し、核なき世界を願う被爆地の思いを国内外へ発信してきました。
また、核なき世界の実現に向けては、気候変動などの問題と同じように、「核兵器廃絶」を一人一人が自分事として受け止めることが重要であるという考えから、SDGsの次の国連目標に「核兵器廃絶」を位置付けるため、広島県と連携して、核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会などに参加し、各国の軍縮関係者などと意見交換を行っています。
被爆から80年を迎え、被爆された方の高齢化が進む中、戦争を体験していない世代へ被爆の体験や、平和への思いを引き継いでいくことが重要であるため、長崎市や長崎大学、関係機関と連携した平和人材の育成などに取り組んでいます。
引き続き「長崎を最後の被爆地に」という県民の皆さまの思いを胸に、長崎市や広島県、関係団体などと連携し、核兵器のない平和な世界の実現に向けて、力を注いでいきます。

問合せ:県の国際課
【電話】095-895-2083