文化 ふるさと再発見

■「歴史文化の特徴を知ろう」
(雲仙岳と有明海に囲まれた里とまちの発展)
今回は、島原市文化財保存活用地域計画で整理した雲仙岳や有明海によってもたらされた歴史文化の特徴の三つ目「雲仙岳と有明海に囲まれた里とまちの発展」の概要をご紹介します。
雲仙岳の噴火によって形成された地形や有明海に面した土地を利用した人々の生活は、有明町大三東の大野原(おおのばる)遺跡や礫石原町の礫石原遺跡などから縄文時代には行われていたと判明しており、湯江地区や大三東地区、三会地区、杉谷地区を中心とした里の文化が形成されました。後に農耕に関わる神社が各地に建てられ、また、風除祭などの農耕儀礼が現在でも受け継がれています。中世になると浜の城(現中央公園周辺)付近の島原の港が、南蛮貿易の重要拠点の一つとして組み込まれ、森岳地区や霊丘地区を中心として、まちの文化が発展しました。近世には、島原城の築城と城下町、殿様道路や三会往還と呼ばれている島原街道の整備が行われ、現在も町割りや生活道路として残っています。それれぞれの地域らしさが相互に関わりを持ち地域の人々によって大切にされ続けているのです。

問合せ先:文化財課