くらし 市長コラム 古川隆三郎

■未完の大器
9月15日、東京2025世界陸上マラソン日本代表として一小、一中、島高出身の近藤亮太選手が42.195km東京の街を駆け抜けました。
暑くて湿度も高く、多くの選手がリタイアする中で、最後まで先頭集団で走り、日本人最高の11位の成績は立派なものです。
高校時代も目立った選手ではなく大学での箱根駅伝出場も4年生で一度と、言わば無名に近い(ごめんなさい)ランナーでした。
それが本人の努力と三菱重工マラソン部との出逢いが、何と初マラソン日本最高で2度目のレースが世界陸上とは奇跡とシンデレラボーイのように私は感じていました。
今回のレースには関東在住の島高出身者や、島原の陸上競技をする子どもたち、そして防災行政無線で呼びかけた多くの市民が一丸となって応援できました。
スポーツの持つ魅力、一人の走りが市民に多くの感動を与えました。おそらく本人の感想は手応えと悔しさが混じるものでしょう。でも立派な日本代表アスリートです。
次は2028年ロサンゼルスオリンピックでの活躍を期待しています。島原の誇り「がんばれ亮太!」再び「亮太コール!」で応援しましょう。