文化 〔特集2〕まちを支える人 #8(2)

○株式会社いきさき 長澤瑞輝(ながさわみずき)さん、髙田望(たかだのぞみ)さん、田口有香(たぐちゆか)さん
Q:今回、イベントに出展されたきっかけをおしえてください。
今回、このカルチャーターミナルフェスにDIYワークショップブースを出展することで、家づくりの卓越した技術を持つ大工さんの素晴らしさを、来場された皆さんに少しでも感じていただきたいと思い、出展しました。ブース内では昔ながらの建具や家具、そして家づくりに関する豆知識などを展示し、壱岐の家について学べるよう工夫しました。
私たちは、増え続ける空き家課題に対して、事業を通して少しでも貢献したいと考えています。たとえ1軒からでも、その利活用が進むことに、大きな意味があると考えています。
現在、私たちと同じように空き家利活用の重要性を認識し、活動を進めている方々が多くいらっしゃいます。こういった動きを多くの方に知っていただく機会を作っていくことも重要だと考え、今回の出展を決めました。

Q:参加された方々の様子はいかがでしたか?
今回は、一尺サイズの棚作りと、ミニオブジェの色塗り体験、また木製マグネットプレート作りを用意していました。棚作りでは、インパクトドライバーを大工さんと一緒に使ってみたりと、大人も子供も真剣に作業していたのが印象的でした。面取りという木の角をとる作業では、紙やすりを使ってもらったのですが、前に体験した子が先生になって次の子に教えたりと「紙やすりのプロ=ヤスラー」がいっぱい誕生しました。

Q:株式会社いきさきでは、どのような活動をされていますか?
空き家の調査や改修計画等を作成しています。壱岐の家について学べる機会や、大工さんの技術を直接体験できるイベントを、今後も継続して企画していきたいと考えています。
こうした活動を通じて、空き家の利活用促進事業の認知度向上を図り、一軒でも多くの空き家の活用を進めていきます。

Q:このような空き家を活かす取り組みを、今後、どのように発展させていきたいですか?また、企業としての今後の展望についてお聞かせください。
空き家が抱える課題は多岐にわたり、一つとして同じものはありません。だからこそ、私たちは多様な視点とアプローチで、着実にその解決に向けた歩みを進める必要があります。今後は、より多くの人々が空き家の利活用に参画できる機会を作っていきたいと考えています。私たちは、空き家を、誰かにとっての新たな行き先に変えられるよう、尽力していきます。

○nurseYOGA and ECOlife 澤田 香(さわだ かおり)さん
Q:今回のイベントを開催するまでの経緯を教えてください。
壱岐市のエンゲージメントパートナーである鎮守の森コミュニティ研究所の研究員の方々が壱岐に入ってくださり、ウェルビーイングなまちづくりを目的として共に活動してきました。壱岐の方々に、歴史や原風景を聴き込み、名水や神社を訪ね、ディープタイムウォークや森ヨガなどの実践をしました。そして、まずは島民に、自然に触れながら健康になれるようにと、水の道ウォークを開催しました。

Q:ヨガインストラクターとして活動されていますが、澤田さんの考えるウェルビーイングなライフスタイルとはどのようなものですか?
ウェルビーイングとは、身体的、精神的、社会的に健康であることで、例えば持病などがあっても幸福度が高くあることをいいます。ヨガは、呼吸や身体の感覚に意識を向けることで、人と比べず、自身の内面に目を向けていくので、精神的な安定に繋がります。ライフスタイルとしては、世界一周の経験から再認識した日本の良き伝統文化や、自分を活かして誰かに貢献できる役割を担って楽しむことを大切にしています。

Q:イベントを終えて、参加者の方々から特に印象的だった反応や、郷ノ浦のまちの可能性をどのように感じましたか?
多くの島民の方にご参加いただき、「いつもと違う視点で歩けた」という感想が多く、たくさんの神社が壱岐の森を守り、きれいな水を生み出すことに気づくことができて、神社に感謝を伝えたいという声も聞くことができました。
郷ノ浦は歩ける範囲に歴史や資源なども多く、見る視点を変えることで、島民でさえ知らない魅力を感じることができます。そして、「自然を感じて歩く」ということが、よりウェルビーイングな活動に繋がると思います。

Q:今後、壱岐の豊かな自然を活かして、このようなウェルビーイングな取り組みをどのように発展させていきたいと考えていますか?
今回のような島民の方々が壱岐の自然に癒されるイベントを継続的に行うことで、自分自身の心と身体を大切にできる人々を増やすことを目指したいです。そして、島外からも「壱岐に来たら元気になる!」と言われるイベントなどを提供したいです。また、水は災害時の備えとしても重要なので、森を大切にし、水を良い状態で循環させていける活動もしていきたいです。

問合せ:一緒に推進課 広報戦略班
【電話】48-1137