しごと 地域おこし協力隊

■変わりゆく環境で、変わらない挑戦
令和6年4月から活動を開始し、今年で2年目を迎えました。普段は壱岐栽培センターで、ホンダワラ(海藻)の種苗生産に取り組んでいます。生産は5月の採卵から始まり、翌年の3月の出荷まで続きます。昨年この一連の流れを初めて経験できたことは、とても貴重な学びとなりました。
今年はその経過を活かして取り組むつもりでしたが、梅雨明けが早く、例年より日差しが強くなると同時に、海水温も早い時期から上昇してしまいました。いわゆる気候変動による異常気象です。昨年とは異なる環境下で、飼育条件も同じようにはいかず、試行錯誤を重ねながらの生産となっています。これからも気候変動の影響はさらに大きくなると予想されますが、種苗の供給を安定させるため、今後も努力を続けていきたいと思います。
海の資源回復担当　名子　朋宏(なご　ともひろ)

問合せ：水産課
【電話】44-6114