くらし ほけんとふくし(4)

■「個別避難計画」を作成しましょう〈ひとりで避難することが難しい方の“もしも”のために“安全”のために〉
災害が発生したとき、市内の自宅にお住まいの高齢者や障がい者などのうち自力で避難することが困難で、避難に支援が必要な方を把握し、避難支援など関係者(行政区長、民生委員・児童委員、西海市社会福祉協議会、所管警察署)と情報を共有し、地域の支え合い、助け合いによる避難支援の仕組みづくりを推進しています。

▽取組内容
〇「避難行動要支援者名簿」の作成
市内の自宅に居住する以下に当てはまる方を記載した名簿を作成し、行政区長や民生委員などへ情報を提供します。
対象となる方:
・要介護認定3から5の区分の認定を受けている方
・身体障害者手帳の1級または2級をお持ちの方(心臓・腎臓機能の障害のみを除く)
・療育手帳Aをお持ちの方
・精神障害者保健福祉手帳1級または2級をお持ちの方で単身世帯の方
・市やその他の関係機関から生活支援を受けている難病患者
・本人、家族および民生委員などから、支援が必要との情報提供があった方
〇「個別避難計画」作成
災害が発生した際に対象者ごとに避難支援などを行うための計画で、計画作成に同意した方に対し個別避難計画を作成し、避難支援体制づくりに努めます。

▽個別避難計画を作成していない方へ意向確認を行います
個別避難計画を作成するためには本人の同意が必要です。個別避難計画作成の意向を伺うため、対象となる方に対し「西海市個別避難計画書兼同意確認書」を5月下旬に郵送します。
災害が発生、または発生するおそれがある場合に、自分がどのような行動をするかを家族など★と話し合い、協力して計画書に記入し、同封の返信用封筒で提出してください。
★…
・介護サービスを利用している方は担当ケアマネージャーへご相談ください
・障害福祉サービスを利用している方は担当相談支援専門員へご相談ください
作成した計画の内容は避難を直接支援してくれる方に情報共有します。
ただし、緊急の救助が必要な場合など、避難支援関係者へ広く情報を共有する場合があります。
この取組の趣旨を十分にご理解いただき、個別避難計画の作成、情報の共有に関する同意にご協力をお願いします。

▽地域の皆さまへのお願い
〇大切なことは地域での助け合い
大規模な災害が発生したとき支援が必要な人の安否確認や救出・救助、情報提供、避難誘導を行うためには支援を必要とする人がどこにいるのかを知っておく必要があります。円滑かつ速やかに避難支援を行うために、平常時からご近所同士で顔の見える関係を作るなど地域の防災力を高めておきましょう。
〇ご近所に災害発生時の避難に支援が必要な方はいませんか?
いざというときには地域住民の助け合いが被害を最小限に抑える力となります。
行政区・自主防災組織へ、避難時に頼る人がおらず困っている方を地域の中で
お手伝いするような関わり合い・仕組みづくりをお願いしています。
(※救助ではなく、事前の避難誘導をすすめるものです)

・『個別避難計画について』西海市ウェブサイト(本誌11ページにQRコードを掲載しています)

問合せ:福祉課
【電話】37-0069