- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県西海市
- 広報紙名 : 広報さいかい 令和7年6月号
杉澤泰彦
▼皆さまの温かいご支援とご協力に心より感謝申し上げます
このたび、任期満了に伴い、4月30日をもって西海市長を退任いたしました。この2期8年間の市政に対し、深いご理解、ご協力、そして温かいご支援をいただきました市民の皆さまに心から感謝申し上げますとともに、政策遂行に尽力をいただいた職員の皆さまにも厚くお礼を申し上げます。
この8年間、市民目線で市民の皆さまの日常生活の満足度をいかに上げることができるかということに重点を置いて市政運営に取り組んでまいりました。
全市的な光回線による高速通信網の整備、交通弱者のためのスマイルワゴンの整備、保育料の減免や子ども医療費の無償化など子育て支援の拡充、「ぎゅぎゅっと!西海」ブランドの立ち上げなどによるふるさと納税の大幅増、新規就農者や中小商工業者への新たな支援策の創設、カーボンニュートラルに向けた政策、庁内DXの推進、小中学校における学習環境整備の充実と市内高校3校へのスポーツ支援や学習支援など一定の成果を得たものと考えています。
特に永年の懸案事項であった24時間365日救急医療体制の確保が任期中に実現できたことについては、この事業に3年越しで携わってきた担当職員皆さまの一丸となった努力に心から敬意を表します。
時には厳しい意見、苦言をいただくこともありましたが、市民の皆さまをはじめ市役所職員など本当に人に恵まれた期間を過ごすことができました。何よりも市長職という最高のステージを皆さまからいただいたことは私にとって大きな財産となりました。私も人生最高の舞台で自分の個性を演じ切ることができたことを誇りに思っています。
西海市は今、大きく動き出そうとしています。江島沖洋上風力発電の進展、ジェネシス松島計画の先進的な技術導入、(株)大島造船所の規模拡大など、地場産業の飛躍と新たな産業創出の可能性など、西海市発足後最大の局面を迎えており、これから人の行き来が盛んになってまいります。
私も地域資源豊かな西海市の未来の姿を夢に描きながら精一杯応援してまいりたいと存じます。市長在任の8年間、本当にありがとうございました。