その他 市長就任のごあいさつ

西海市長 瀬川光之

このたびの西海市長選挙におきまして、第4代西海市長に就任することとなりました。その責任の重さを深く受け止め、市民の皆さまの期待と信頼に応えるべく、全力で職務に取り組む所存です。
西海市は今年4月1日に市制施行満20年を迎えました。本市は、豊かな自然環境のもと、農業、漁業、林業の一次産業が市民の生活を支え、造船業、製塩業、火力発電所といった基幹産業が雇用を支えています。
私はこの極めて恵まれた産業構造を有する限りない可能性を持つ自治体を国や県の支援を活用しながら、農林水産業の振興をはじめ、あらゆる産業の発展を後押しし、市政のさらなる発展を目指してまいります。
また、このたびの市長選挙の公約の実現と、市民目線のまちづくりを力強く進めてまいりますので、市民皆さまのより一層のご理解とご協力を切にお願い申し上げます。

▽力強い産業の振興と市民のくらしに寄りそう持続可能な地域社会の創造を目指して
〇基幹産業の農業、林業、水産業の振興
地元特産物のブランド化と販路拡大を進め、農林水産業の技術革新を促進し、持続可能な生産方法の導入を推進します。また地域漁業資源の保護と漁業者支援を強化します。

〇地場企業の事業展開の後押し
地元企業の事業拡大を支援し、地域資源を活用した新商品開発やマーケティングを推進します。また、大学や研究機関との連携を強化し、技術革新を推進します。

〇企業誘致と労働力不足の対策
企業誘致のインセンティブを提供し地域経済の活性化を図り、若者の雇用促進のため職業訓練やインターンシップを推進します。また、外国人労働者の受け入れを進め、労働力不足の解消に努めます。

〇医療提供体制と高齢者や障がい者福祉の対策
地域の医療を充実させるために、医療関係者との連携を強化し、無医地区の解消など医療現場の声を聞き、取り組みを進めます。高齢者や障がい者のためのサポートを福祉事業者との連携を密にして、サービスの向上に努めます。

〇小規模集落や交通弱者の対策
小規模集落の交通アクセスを改善し、公共交通機関の充実に努めます。また地域住民の快適な移動手段を支援し、高齢者や障がい者向けの移動支援サービスを拡充します。

〇松島、江島、平島の離島振興
離島の観光資源を活用した振興策を推進し、有人国境離島振興法を活用して活性化を図るとともに、特産品のブランド化と販路拡大を支援します。

〇結婚、住居、子育ての対策
若者の結婚を促進する支援制度を充実させ、住宅取得や子育て支援を推進するとともに、安心して子育てができる環境を整えます。

〇教育の充実と振興、学力の向上、魅力ある県立高校
教育環境を整備し学力向上を支援します。地元特性を活かした教育プログラムを導入し、県立高校との連携を強化して、地域の人材の育成を図ります。

〇離島半島防災対策
離島や半島の防災計画を見直し、避難経路や避難所の整備を進めます。また、地域住民への防災教育を強化し、防災インフラを整備して災害に強い地域づくりを目指します。

〇DXやグリーンテクノロジーの対策
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、市役所業務の効率化と市民サービス向上を目指します。また、グリーンテクノロジー導入を促進し、地域企業と連携してスマートシティの実現を図ります。

〈プロフィール〉
瀬川光之
・昭和37年(1962)3月3日生まれ、63歳
・座右の銘/「国を支えて国を頼らず」
・家族/妻・長男長女・両親の三世代6人暮らし
・趣味/自家菜園
・西彼町議会議員/27歳初当選~以来4期就任
・長崎県議会議員/41歳初当選~以来5期就任
・第66代長崎県議会議長就任
・自由民主党・長崎県連の政務会長・幹事長・副会長などを歴任