- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県西海市
- 広報紙名 : 広報さいかい 令和7年11月号
令和6年度の一般会計、特別会計および企業会計の決算をお知らせします。
▽一般会計の決算状況
〇歳入の状況
令和6年度の歳入決算額は232億8,651万円となり、前年度の決算額と比べると7億2,039万円の減少となりました。
減少の主な内容は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等の国からの補助金や市債の減少となっています。
西海市は、約3割の自主財源と約7割の依存財源で財政運営を行っています。

・自主財源…市が自主的に得ることができる収入で、市税、使用料および手数料、寄附金、諸収入などがあります。
・依存財源…地方交付税や国・県支出金など、国や県から入ってくるお金や、市債(借金)などです。
〇歳出の状況
令和6年度の歳出決算額は221億4,989万円となり、前年度の決算額と比べると、7億1,488万円の減少となりました。
減少の主な内容は、学校施設等整備事業の完了等に伴う教育費の4億4,509万円の減少、過年度災害の復旧事業完了等に伴う災害復旧費の3億2,902万円の減少となっています。
一方、公債費については過去の大型事業の元金償還開始に伴い、9,932万円の増となっています。
歳出で最も大きい割合を占める民生費については、子ども・高齢者・障がい者などの社会福祉に関連する経費となっています。

※印の数値は市民一人あたりの金額
▽基金と市債の残高
〇人口1人あたり基金残高(県内13市比較)
(西海市 令和6年度 70.4万円) 単位:万円

市民一人あたりに換算した基金(貯金)残高は、県内13市のなかでトップとなっています。
〇人口1人あたり市債残高(県内13市比較)
(西海市 令和6年度 73.1万円) 単位:万円

市民一人あたりに換算した市債(借金)残高は、県内13市の平均値とほぼ同水準となっています。
▽財政力指数(県内13市比較)
(西海市 令和6年度 0.29)

標準的な行政運営経費を自らの収入で賄うことができる割合の数値です。数値が高いほど財政力があることを表します。西海市は県内13市の平均を下回っており、下降傾向にあります。
〇経常収支比率(県内13市比較)
(西海市 令和6年度 90.3%)

市税などの経常的な収入が義務的な経費に使われる割合の数値です。数値が低いほど様々な政策に柔軟に対応できることを表します。西海市は県内13市の平均より低いものの、上昇傾向にあり、財政の硬直化が懸念されます。
▽特別会計・企業会計の決算状況


特別会計や企業会計の歳入・収入額には、一般会計からの繰出金(赤字補てん等)などが含まれているため、今後も歳入の確保、歳出の抑制が必要となります。
問合せ:財務課
【電話】37-0022
