くらし 備えて安心!やさしい防災講座 No.2

災害への防災意識や命を守る方法のお話を紹介します。

■夏に起こる災害では熱中症対策の備えを
8月に入り、台風やゲリラ豪雨が増える時季を迎えました。風雨による停電や断水が起こることもあり、夏ならではの備えが必要です。特に注意したいのが、熱中症。災害時には、停電でエアコンが使えなくなったり、避難先での疲れや栄養不足などにより体調を崩しやすくなったりと、熱中症のリスクが高まります。そこで、真夏の災害に備える方法を紹介します。
非常持ち出し袋には、普段の備えに加えて「季節袋」を用意するのがおすすめです。暑さ対策、寒さ対策など季節が限定される備えは、袋ごとにまとめておき、避難するときの状況に合わせて入れ替えます。夏用の袋には、帽子、着替え、タオル、冷却シート、スポーツ飲料水、塩飴やタブレット、うちわなどを入れておくと安心です。飲み水はいつもより多めに用意しておきましょう。停電でクーラーが使えないときは、ぬれたタオルを体に当て、うちわなどであおぐと体温を下げるのに効果的です。車中泊をする場合は、日陰や風通しの良い場所に駐車し、窓を開けてサンシェードなどを活用しましょう。また、一酸化炭素中毒のリスクがあるため、長時間エンジンをかけたままの駐車は避けてください。
災害は、ある日突然やってきます。日頃から少しずつ、できることを備えて、安心できる夏を過ごしましょう。

問合せ:市防災課防災係
【電話】22-2111(内線3241)