- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県人吉市
- 広報紙名 : 広報ひとよし 2025年10月号 No.1194
災害への防災意識や命を守る方法のお話を紹介します。
■震度とマグニチュード
今回は地震についての豆知識として、震度とマグニチュードの違いについて説明します。
「震度」は、地震で私たちの居る場所がどれだけ揺れたかを示す尺度です。日本では震度を、0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の10階級で表し、全国の震度計で観測されます。同じ地震でも地点ごとに数値が異なり、その地点の揺れの大きさを分かりやすく示しています。
「マグニチュード(M)」は、地震そのものの大きさ・規模のことです。「地震そのものの大きさ」とは、地震での被害規模の大きさではなく、「地震自体のエネルギーの大きさ」と言い換えることができます。マグニチュードは震度のように場所ごとに変わるのではなく、一つの地震に対して一つの数字が決まります。数字が1大きくなると、地震のエネルギーは約32倍に増えるとされています。
マグニチュードが大きくても、震源から遠ければ震度は小さくなります。「マグニチュードと震度」の関係は、「台風の規模と地域ごとの雨風の強さ」に置き換えると理解しやすいのではないでしょうか。
本市でも、南海トラフ地震が発生した場合に震度5強が想定されています。正しい知識を身に付け、冷静な判断と行動につなげましょう。
問合せ:市防災課防災係
【電話】22-2111(内線3241)
