くらし 150年前の歴史を読み解く やまが紅茶をどうぞ!(1)

山鹿の紅茶の始まりは、明治8年。紅茶百年史によると明治政府が紅茶の輸出による外貨獲得を求めて、紅茶伝習所※1を作り、茶農家に紅茶の製法を普及させようとしました。150年前、この山鹿の地から日本の紅茶の歴史が始まりした。寒暖差があるなどお茶の生産に適した気候であり、山茶も多く自生し上質なお茶が取れていたことで、最初に山鹿の地で紅茶製造が始まったのではないかと話してくれたのは、山鹿市茶業振興会会長の小山玲治さん。山鹿の紅茶の歴史について聞きました。

■紅茶の歴史を教えてください
私たちが調べたところによると、輸出産業が活発化する中で、生糸の生産や輸出と同じように紅茶の生産も始まったようです。政府が中国から技術者を招き、茶農家へ製法を教えるために山鹿の地に紅茶伝習所を設置しました。山鹿では、江戸時代からお茶の生産が始まり、上質なお茶も取れていました。その上質な茶葉を利用して紅茶がつくられていました。最初、伝習所は山鹿町(山鹿地域)に設置され、その後、緑茶を多く生産していた椎持(鹿北地域)に移ったとされていますが、三十年程で紅茶生産は衰退し、再び緑茶に重点が移ったようです。また、これまで鹿北誌や県茶業誌などを元に歴史を調べてみましたが、紅茶伝習所が設置された場所は分かっていないため、どうにか調べたいと思っています。

■紅茶のPRをお願いします
紅茶の決め手は3つ。色と香りと優しい飲み口です。そこを見極めながら、おのおのの店舗が山鹿産の紅茶を製造販売しています。現在では山鹿市茶業振興会が開発した健康紅茶「ギャバロン紅茶」も製造販売しています。ぜひ一度飲んでいただき、山鹿の紅茶の味や香りをお楽しみください。

※1 紅茶伝習所とは
明治8年、日本が紅茶の生産へ乗り出したとき専門家から製茶方法を学ぶためにつくられた施設。熊本、大分に設置され、続いて東京、静岡、鹿児島に置かれた。

○お願い
山鹿市茶業振興会は、最初に山鹿に設置された紅茶伝習所の場所などの情報を探しています。ご存知の人は、資料などの提供をお願いします。

■山鹿市茶業振興会加盟のお茶屋さんを紹介します。
○岳間製茶
所在地:鹿北町多久1377-3
【電話】32-2526
午前8時〜午後5時
定休日:1月1日〜4日、2月4日、3月4日、4月1日

○JA鹿本茶販売所
所在地:鹿北町岩野130-1
【電話】32-3134
午前8時半〜午後5時
定休日:土曜午後・日曜・祝日

○佐とう製茶
所在地:菊鹿町池永638
【電話】48-3545
午前8時半〜午後5時半
定休日:元日
※紅茶の製造販売は行っておりません

○フルタ製茶
所在地:鹿北町椎持1279-1
【電話】32-2613
午前8時〜午後5時
定休日:不定

○岳間の郷ひがし
所在地:鹿北町椎持1501-5
【電話】32-2518
午前9時〜午後5時
定休日:不定

○藤本製茶
所在地:鹿北町多久1498-1
【電話】32-2540
午前9時〜午後5時
定休日:不定

○小山製茶
所在地:鹿北町四丁1684-1
【電話】32-2135
午前10時〜午後6時
定休日:月曜