くらし 新年のごあいさつ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県菊池市
- 広報紙名 : 広報きくち 令和8年1月号

■駿馬のようにたくましく駆け抜ける年に
菊池市長江頭実(えがしらみのる)
新年明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、気持ちも新たに新年をお迎えのことと思います。
さて、この数年来、時代を表す形容詞として「激動・予測不能・混迷」という言葉が使われますが、昨年はその全てが当てはまる一年でした。トランプ大統領が就任早々、前例のない関税強化策により世界中が揺れ動き、ウクライナやガザ地区の紛争が長期化するなど、世界秩序の安定性が低下しています。
国内では、初の女性首相誕生や大阪・関西万博の成功など明るいニュースもありましたが、熊本県内各地に甚大な被害をもたらした記録的豪雨をはじめ、全国各地で住宅地や山林の大火災、野生のクマによる痛ましい人的被害などが相次ぎ、年末には東北・北海道を大地震が襲うなど、さまざまな災害に見舞われた一年でした。
本市での昨年を振り返ると、多くの半導体関連企業が工場や社屋を新設・増設し、本市にとり空前の投資額となりました。こうしたことも背景に市内での住宅建設が急増。その結果、転入者が転出者を大きく上回り、4年連続の「社会増」となりました。これは、過去25年間なかったことで、人口増基調が定着しつつあります。
また、昨年の「住みたい田舎ベストランキング(※)」では、本市が全国の人口3~5万人の市で、子育て世代部門3位、若者・独身世代部門5位、シニア世代部門8位と、2年連続で全部門ベスト10入りを果たし、移住先としての評価も安定してきました。
今年はこの良い流れを維持し、着実かつ確実にさらなる発展の道筋を広げていきます。特に、JASM(TSMC)第2工場が着工したことで、他の関連工場などの進出ニーズ増大が見込まれます。このチャンスを確実に捉え、これまで維持してきたゾーニング(用途別地域範囲)により、長期的に農・商・工業のバランスの取れた発展を図りつつ、積極的に住宅を促進し、人口増加につなげることが引き続き最重要課題の一つです。
また、工場集積地帯に最も近い温泉地として、自然を生かした「奥座敷」としての観光地づくりの準備をしてきました。国の助成が決定し、温泉街の魅力化を具体的に進めていきます。連動して、歩いて楽しむ滞在型まちづくり(ウォーカブルシティ)の具体化にも着手し、官民連携でまちなか活性化を一層強力に推進していきます。
本市合併から21年目。熊本地震やコロナ禍など、多くの困難を一致団結して乗り越えてきた今、私たちの目の前に現れた急速な変化とチャンスの波は、ますます大きくなっています。このチャンスを発展につなげられるかは私たち次第です。
今年は午年。たくましく力強い駿馬のように、明るい希望に向かって全力で疾走する元気な年にしたいと願っています。
皆さまにとって、本年が健康と安心に満ちた、笑顔あふれる明るい一年になりますよう祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。
令和8年 元旦
菊池市長 江頭 実
■多様化する民意の集約・反映を的確に
菊池市議会議長 水上 隆光(みずかみ たかみつ)
新年明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。年頭にあたり、市議会を代表し、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
平素より、市民の皆さまには本市議会の運営や活動に対し、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年を思い返しますと、8月の豪雨災害や記録的な猛暑など、自然の猛威に直面した一年でございました。日常生活においては、長引く物価高騰があらゆる分野に広がり、市民の皆さまからは生活の厳しさを訴える切実な声も多く届いており、議会としても、この現状を重く受け止めています。
一方、国政では高市内閣が発足し、自民・維新連立政権が誕生しました。明るい話題としては、大阪・関西万博の成功や、MLBワールドシリーズでの日本人選手の活躍など、私たちに希望と活力を与える出来事もありました。
議会活動においては、令和4年に設置した「政治倫理条例検討特別委員会」が審査を終え、政治倫理基準などの見直しにより政治倫理の確立を図りました。また、令和5年に設置した「議会改革検討特別委員会」も審査を終え、予算決算常任委員会の運用見直しにより審査体制の強化などを図りました。
その他、「TSMC進出に関する協議会」を定期的に開催し、10年後の地域像を見据えた議論を重ねております。
市民生活に直結する課題につきましても、猛暑対策として小・中学校体育館への空調設備の整備を執行部に強く求め、まずは中学校体育館への設置の方針が決定しました。さらに、被害が400カ所以上に及んだ8月豪雨災害については、激甚災害に指定され、復旧への道筋がついたことに安堵しております。
本年5月には市議会議員の改選が行われます。前回は無投票でしたが、議員のなり手不足が生じているのは、議会や議員の活動の周知不足などにより、市民の皆さまに議会の役割や存在意義をご理解いただけていないことも要因の一つと考えます。
そこで、まずは「きくち防災・行政ナビ」による一般質問日程などの情報発信を始めました。また、議会への市民参加のあり方も検討が必要です。多様化・複雑化する民意を的確に集約・反映していく議会こそが地方自治の発展につながると確信しています。
その実践として、常任委員会ごとにテーマを定め、各種関係団体との意見交換会を毎年実施しています。今後はさらに広聴に注力するため「議会広報特別委員会」を「議会広報広聴常任委員会」へ改編し、市民の皆さまに政治参画を実感していただけるよう取り組んでまいります。
結びに、本年は午年です。午年は活発で行動的な年とされています。菊池市政が勢いづき、新しい挑戦にも好機が訪れる一年となることを願うところです。本年が市民の皆さまにとっ
て、健康で安心に満ちた幸多き年となりますことを祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
令和8年 元旦
菊池市議会議長 水上隆光
