健康 くらしと健康のヒント

■感染症の予防対策をしましょう
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症は、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。予防する有効的な方法として、以下が挙げられます。一人ひとりが「かからない」「うつさない」対策をしましょう。

◇流行前のワクチン接種
ワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。冬に流行を迎えるインフルエンザについては、例年12月頃から流行しだすため、12月中旬までには接種を終えることが望ましいとされています※1。
なお、定期接種は、病気ごとに定められた接種期間がありますので、期間内に忘れないように接種することが大切です。
※1 ワクチンの接種後、抗体ができるまで約2週間かかります。
予防接種・ワクチン情報(厚生労働省ホームページ)

◇十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、適度な運動
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、適度な運動を日ごろから心がけ、病気への抵抗力を養いましょう。

◇外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。アルコール製剤による手指衛生も効果があるとされています。

◇適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザ等の感染症にかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

◇感染症が流行してきたら人混みや繁華街への外出を控える
特に高齢の人や基礎疾患のある人、妊婦、体調の悪い人、睡眠不足の人は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策とされています。

◇こまめな換気
季節を問わず、十分な換気が重要です。台所・洗面所の換気扇等の常時運転により、室温を大きく変動させることなく最小限の換気量を確保することができます。

■感染対策へのご協力をお願いします
◇[1]手洗い
正しい手の洗い方
手洗いの前に
・爪は短く切っておきましょう
・時計や指輪は外しておきましょう
(1)流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
(2)手の甲をのばすようにこすります。
(3)指先・爪の間を念入りにこすります。
(4)指の間を洗います。
(5)親指と手のひらをねじり洗いします。
(6)手首も忘れずに洗います。
石けんで洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。

手洗いの、5つのタイミング
・公共の場所から帰った時
・咳やくしゃみ、鼻をかんだ時
・ご飯を食べる時 前と後!
・病気の人のケアをした時
外にあるものを触った時

◇[2]咳エチケット
3つの咳(せき)エチケット
電車や職場、学校など人が集まるところでやろう
・マスクを着用する(口・鼻を覆う)
・マスクがない時…ティッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う
・とっさの時…袖で口・鼻を覆う
×何もせずに咳やくしゃみをする
×咳やくしゃみを手でおさえる

正しいマスクの着用
(1)鼻と口の両方を確実に覆う
(2)ゴムひもを耳にかける
(3)隙間がないように鼻まで覆う

問合せ:健康づくり課 健康推進係
【電話】27-3324