- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県上天草市
- 広報紙名 : 広報上天草 令和7年10月号
■日本各地から集まるボランティア
ボランティア活動には、東京都や愛媛県など日本各地から参加がありました。中には、数日間連続でボランティアに参加するために、テントの中で寝泊まりしながら上天草市に滞在される方もいました。
活動は、複数人でグループを組んで行われ、初対面の人同士のグループも組まれました。作業は、家屋内外の土砂撤去や家財の搬出など、猛暑の中で過酷な作業も多くありましたが、熱中症にならないよう、「大丈夫ですか?」「休憩を取りましょう!」とグループ内で積極的に声をかけ合ってる姿が多く見られ、初対面の人同士のグループにも一体感が生まれていました。
▽参加者インタビュー
「メンバーの故郷のために」チームドラゴン副代表 坂本博さん(熊本市)
私たちは、山道を走るスポーツ「トレイルランニング」の愛好家が集まるサークルで、大会の開催など主に八代市で活動を行っています。
災害ボランティア活動は、令和2年7月豪雨をきっかけに開始しました。当時、各地から八代へ多くのボランティアの方に来ていただき、それからは、私たちも各地でボランティア活動を行うようになりました。今回、上天草市でボランティアに参加して、復興に時間がかかりそうな大きな被害も見られました。
このチームには、上天草市出身のメンバーもいて、今回のボランティアにも参加しています。彼らは、いつもチームを盛り上げ、私も元気をもらっています。そんな仲間の故郷、上天草市の皆さまの日常が戻るように祈っています。
■災害ボランティアセンター代表あいさつ
「〝上天草初〞災害ボランティアセンターの開所」
社会福祉法人 上天草市社会福祉協議会 地域福祉係長兼姫戸町龍ヶ岳町支所長 小田広樹さん
このたび被災された皆さまへお見舞い申し上げます。今回の大雨によって、上天草市では初めて災害ボランティアセンターを開設することになりました。実際、開設した当初は、訓練との違いも多く、戸惑いもありましたが、県内の社会福祉協議会職員の方々の支援もあり、徐々に運営に対応できるようになりました。
運営の中で最も注力していたことは、ボランティアの依頼者と参加者のマッチングでした。参加者にボランティアを受けてもらうために依頼内容をわかりやすく説明することが難しく、工夫が必要でした。しかし、その分、参加者が達成感のある顔で無事にボランティアから帰って来られときは、安心と大きなやりがいを感じました。
上天草市は、ボランティアに参加いただいた方や復興のために働いている方のおかげで、少しずつ復興へ前進していると思います。
これからも、上天草市社会福祉協議会では、皆さまが日常を早く取り戻せるよう、活動を続けて行きます。「皆さまのご支援に感謝」このたび、災害ボランティアに携われた方をはじめ、多くの方に支援をいただき感謝申し上げます。本市では、1日でも早く、市民の皆さまの日常を取り戻せるよう復興に努めてまいります。
■「皆さまのご支援に感謝」
このたび、災害ボランティアに携われた方をはじめ、多くの方に支援をいただき感謝申し上げます。
本市では、1日でも早く、市民の皆さまの日常を取り戻せるよう復興に努めてまいります。
