くらし アソヒト

◆Vol.6 児玉 美里さん 晴一さん
将来は海上自衛隊を目指し、高等工科学校への進学を考えている中学3年生がいます。
その原点は、小学生の頃に出会った船の専門誌『J-SHIPS』でした。艦艇特集のページを見て「かっこいい」と感じたことをきっかけに、軍艦や海の仕事に興味を持つようになったそうです。
そこから少しずつ情報を集め、見学やイベントにも参加しながら、自分なりに進路を考えてきました。そんな彼がこの夏、新たに挑戦したのが「防災士」の資格です。
きっかけは、学校で配布された講習の案内でした。「3日間なら行けそう」と感じ、まずは“やってみよう”と親子で申し込みを決めました。農村環境改善センターで行われた講習には、地域の大人たちも多く参加していました。中でも印象に残ったのは、避難所運営を体験するグループワークです。
体育館やグラウンドの使い方を考えながら、次々に起こる出来事に対応していく内容で、「思っていた以上に考えることが多く、頭も体も使った」と振り返ります。
災害時には、知識だけでなく、その場で判断する力が求められることを実感したそうです。
“市内初”親子での「防災士」の資格を取得し、防災に対するそれぞれの意識にも変化が生まれました。
特別な備えだけでなく、普段から「地域にどんな人が住んでいるのか」「顔が見える関係があるかどうか」が大切だということ。隣の人を知っているだけでも、いざという時の助け合いにつながると感じたといいます。まずは挨拶から。小さな一歩の積み重ねが、いざというときに助け合える地域づくりにつながっていきそうです。

阿蘇市地域おこし協力隊
長尾 昌樹(まちづくり課所属)