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■寒くなる前に確認を救急車!もしものときも落ち着いて
寒い季節は体調不良になる人が多くなり、救急医療や医療体制に負荷がかかります。とくに年末年始は診察時間の変更や専門医が不在などいつもと違うことが多くあるため、あらかじめ「救急車利用マニュアル」を読んで確認しておきましょう。どのようなときに救急車を呼ぶべきか、くわしく書かれています。

▼突然のこんな症状のときは、すぐに119番!!
▽顔
・顔半分が動きにくい
・笑うと口や顔の片方が歪(ゆが)む
・ろれつがまわりにくい
・見える範囲が狭くなる
・周りが二重に見える

▽手・足
・突然のしびれ
・突然片方の腕や足に力が入らなくなる

▽頭
・急な激しい頭痛
・突然の高熱
・急にふらついて立っていられない

▽胸や背中
・突然の激痛
・急な息切れや呼吸困難
・旅行などのあとに痛くなった
・痛む場所が移動する

▽腹
・突然の激痛
・血を吐く

▽その他
意識の障害、けいれん、けが、やけど、強い吐き気、喉に詰まらせた、事故など

※高齢者は自覚症状が出にくいこともあるため注意が必要
必要なときは救急車を呼ぶことをためらわないでください!

■救急車を呼ぶべきか迷ったら…
▽かかりつけ医がいる場合や小学生以下の子どもの場合
とくに子どもの場合は、年齢によって症状はさまざま。機嫌がよく、つらそうでなければ慌てずに様子を見たり、かかりつけ医に相談する

▽受診を迷った場合や夜間・休日の場合
受診・相談センターなどの相談窓口、【電話】#7119(救急電話相談)、【電話】#8000(子ども医療相談)、「こどもの救急」などウェブサイトなどを活用する

参照:総務省消防庁ホームページ

保健師 山浦一美