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■『予防救急』を知っていますか?
9月9日は『救急の日』です。救急車で搬送されるような病気やけがの中には、日常のちょっとした心がけで防ぐことができるものもあります。救急車を呼ぶ必要があるような病気やけがを防ぐために気を付けるポイントを知り、日ごろから意識して行動することを『予防救急』といいます。

▼予防できる病気やけが
▽転倒・転落
・歩きやすい靴を履く
・靴下やスリッパは滑りにくいものを履く
・道路はゆとりを持って横断する。ながら歩きは危険
・玄関やお風呂には手すりをつける
・整理整頓を心がける
・普段から体操や運動を心がけ、転倒しないような体づくりをする

▽熱中症
・室温が28度を超えないように、エアコンや扇風機を使う
・喉が乾かなくても、こまめに水分補給をする
・外出するときは体を締めつけない涼しい服装で日よけ対策をする
・無理をせずに適度に休憩する
・日ごろから栄養バランスの良い食事と体力づくりをする

▽溺水(できすい)
・飲酒して泳がない
・大雨で増水した河川(かせん)には近づかない
・子どもから目を離さず、子どもだけで水辺(みずべ)に近寄らせない
・用水路(ようすいろ)などで遊ばない

▽窒息(ちっそく)
・食べやすい大きさにしてよく噛んで食べる
・無理なく食べられる量を口の中に入れる
・お茶などの水分を取りながら食事をする
・乳幼児が手の届くところに、誤飲してしまいそうな小さいものを置かない(おもちゃ・薬・お金・たばこの吸い殻など)

保健師 山浦一美