くらし 緑の流域治水の取組みに関する村民説明会

6月29日(日)村内2か所の会場で、緑の流域治水(河川整備計画や森づくり等)の取組みに関する村民説明会が行われ、両会場合わせて村民63名の参加がありました。
緑の流域治水の取組みについて理解を深めてもらう目的で、国土交通省や熊本県の担当者、有識者として九州大学小松利光名誉教授と熊本大学皆川朋子教授にお越しいただき村の主催で開催。
説明会では、吉松村長のあいさつの後、小松名誉教授が気候変動下の気象災害について、近年の海や川の水温上昇、線状降水帯の発生状況などのデータを使用し、今後も集中豪雨が発生する傾向が強まることや将来の洪水リスクなどについて説明がありました。その後、国土交通省から河川整備計画の取組み及び相良村内において国土交通省が実施する事業などについて、熊本県から河川整備及び林業の振興、災害に強い森づくりの取組みについて説明。質疑応答では「河川改修後の景観にも配慮して整備をしてほしい」との要望や「ダム建設後も清流川辺川は守っていけるのか」などの意見が出ました。
最後に、小松名誉教授が色んな立場の人が協力して気候変動に対応していくことの大切さを、皆川教授がこのような説明会に住民が参加し意見を述べることの重要性や景観に配慮した川づくりの大切さなどのお話をしていただきました。

林業総合センター:参加者…32名
総合体育館1階研修室:参加者…31名