- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県中津市
- 広報紙名 : 市報なかつ 令和7年8月号
ごみ処理施設は、市民生活や環境保全上なくてはならない施設であり、その必要性を市民のみなさんに深く理解していただくことが重要です。新しいごみ処理施設の整備について詳しくお話しするため、市民説明会を市内16か所で32回開催し、359人に参加していただきました。
■市民説明会で参加者からいただいた意見や質問に対する回答
01.ごみ処理施設の現状
Q.クリーンプラザはいつまで稼働できますか。
A.平成11年の稼働開始から26年が経過していますが、令和2年度から令和4年度にかけて延命化工事を実施し、令和15年度まで稼働できる計画としています。
Q.環境面での安全性は問題ないですか。
A.周辺環境に与える影響を毎年調査していて、クリーンプラザや埋立処分場は、国の基準値を大幅に下回る値で安全に管理しています。
02.新しいごみ処理施設整備の考え方
Q.整備内容は決まっていますか。
A.具体的な整備内容は、建設用地が決定した後に、有識者などで構成される「中津市一般廃棄物処理施設整備検討委員会」で検討していきます。あわせてさらなるごみの減量化・資源化を推進します。
03.広域処理に向けた検討
Q.検討状況を詳しく教えてください。
A.令和6年12月16日に上毛町とごみの広域処理に向けた協議を進めることについての基本合意書を締結し、現在協議を進めています。
04.建設候補地の選定方針
Q.建設候補地はどのように決まりますか。
A.新しいごみ処理施設の建設候補地を決定するために策定した「新ごみ処理施設建設候補地選定基準」に基づき決定します。
05.建設用地周辺の地域振興
Q.建設用地周辺の地域振興策はどのように決まりますか。
A.建設候補地の選定については、地権者や周辺住民のみなさんのご理解とご協力を得られることが非常に重要であると考えています。候補地となった地域に丁寧に説明を行い、地域振興策については自治会との協議により決定していきたいと考えています。
そのほかにも多くの意見や質問をいただきました。詳しくは市ホームページをご覧ください。
■新ごみ処理施設建設候補地選定基準を策定しました
◆建設候補地の選定方針
環境面や経済面などさまざまな観点から、客観性・合理性がある最も望ましい建設候補地を決定します。
◆建設候補地選定の流れ
1.建設候補地の抽出
自然的特性および社会的特性により規制を受ける区域や生活環境条件を検証し、建設候補地の対象となる区域を絞り込みます。絞り込んだ区域の中から建設に必要な面積(20,000平方メートル以上)が確保できる適地を行政が複数選出するとともに、自治会からも公募します。
▽法的規制や災害の発生リスクなどにより除外する区域
・国定公園「特別保護地区、特別地域」
・自然環境保全地域「特別保護地区」
・鳥獣保護区「特別保護地区」
・国有林
・河川保全区域
・土砂災害警戒区域「レッドゾーン」
・浸水想定が5m以上の区域
・都市計画区域「住居系地域、商業系地域」
・景観地区「城下町、山国川水系、名勝耶馬渓エリア」
・人口重心地から10kmより遠い地域
2.建設候補地の評価
地域特性や環境面、用地取得性や整備条件などについて評価基準を定め、それぞれの土地を点数化します。
3.建設候補地の決定
評価した内容を、「中津市一般廃棄物処理施設整備検討委員会」において審議・検証し、その検証結果を踏まえ、最終的に行政が建設候補地を決定します。
■新しいごみ処理施設整備に関する意見や質問をお寄せください
市民のみなさんに必要とされるごみ処理施設を整備するため、新しいごみ処理施設整備に関する意見や質問を随時受け付けています。清掃施設建設準備室に電話やメール、インターネットでお気軽に意見や質問をお寄せください。
問合せ:掃掃施設建設準備室
【電話】32-4698【メール】[email protected]