くらし 市長コラム18虫の目と鳥の目と魚の目と

■「支えあいの移動支援」出発進行!
日田市長 椋野美智子
住民支えあいによる移動支援事業が、今年2月に山田町で、4月には花月地域で始まりました。
山田町では14人の利用者に10人のボランティアの手が挙がりました。勤めている人も土日ならできるから、と申し出てくれて土日のサービスも始めることになったとか。
花月地域はすでにいろいろな支えあい活動をしていて、今回、移動支援も始めることになりました。10人のボランティアがお揃いのベストで運行します。

立ち上げは、NPO法人の全国移動ネットや先行している国東市の社会福祉協議会も支援してくれました。どちらも10年以上のつきあいです。
この取り組みは、移動という課題の解決だけでなく、誰もが支え、支えられる関係、居場所と出番のある地域づくりを進めてくれます。
これから他の地域でも広がっていくことでしょう。

もちろん、住民の支えあいだけでは高齢者の移動は支えられません。でも、公共交通だけで支えようとするのも無理があります。両方が協力して高齢者の移動を支える仕組みをつくるため、今年度は東京大学名誉教授の鎌田実先生に日田市の地域公共交通確保維持協議会にご参加いただき、お知恵をお借りすることにしました。

住民支えあいの移動支援を国土交通省で進めたのが、高校、大学の先輩の宿利正史さんです。
いろいろなご縁に助けられながら、運転免許を返納しても安心して暮らせるまちを目指して、市民の皆様とともに進みます。