- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県豊後高田市
- 広報紙名 : 市報ぶんごたかだ 令和7年11月号
令和6年度の本市の決算概要を普通会計、特別会計、公営企業会計、そして主な財政指標に分けてご紹介します。
■普通会計の決算状況
令和6年度の一般会計とケーブルネットワーク事業を純計した、いわゆる普通会計の歳入歳出決算は、歳入が192億4、981万1千円(対前年度比8・3%の増額)、歳出が187億5、073万9千円(対前年度比8・3%の増額)でした。
形式収支(歳入から歳出を差し引いた収支額)の4億9、907万2千円から、翌年度に繰り越すべき財源の9、430万7千円を控除した令和6年度の実質収支は、4億476万5千円の黒字となりました。
財政構造の弾力性を示す経常収支比率は90・0%で、前年度から3・5ポイントの増となりましたが、県内14市の中では2番目に低い値となっています。また、4つの健全化判断比率(実質赤字比率・連結実質赤字比率・実質公債費比率・将来負担比率)はいずれも早期健全化基準を下回っており、財政状況は健全であると言えます。
■普通会計決算のグラフと表(前年度との比較)
※普通会計は、一般会計+ケーブルネットワーク事業特別会計
※棒グラフ内の%は、各年度に占める割合(左ページの表の区分に対応しています。)


※歳入・歳出の内訳の決算額は、わかりやすくするため、1千万円単位にしています。
■基金(積立金)の状況
▽普通会計基金現在高(令和6年度末)115億1,543万円
条例によって定められた、特定の目的のために使う資金(積立金)です。家計に例えると、貯金のようなものです。地方債の繰上償還のため取り崩しを行ったことなどにより、前年度より3億8,087万円残高が減りました。
市民1人あたりの基金残高は、約53万円です
■市債(借入金)の状況普通会計市債現在高(令和6年度末)166億1,738万円
市が資金の借入れによって負う債務で、複数年度にわたって返済をするものをいいます。家計に例えると、住宅ローンや自動車ローンなどの借金にあたるものです。建設事業等の増により前年度から4億1,560万円残高が増えました。
借入金には地方交付税等が補てんされる予定で、実質的な市民1人あたりの市債は約12万円です。
