くらし 市長室から Vol.121

杵築市長 永松 悟

■ハーモニーライナー
8月2日、大分空港・JR杵築駅・ハーモニーランド間をバスで結ぶ実証運行の出発式が大分空港で行われます。知事やサンリオエンターテイメント社長、大分交通社長、地元の国東市・杵築市・日出町の首長が出席し、もちろんキティちゃんも出ます。バスの名前は「ハーモニーライナー」。外装・内装にサンリオのキャラクターをラッピングしています。
この実証運行は、(1)空港やハーモニーランドの最寄駅であり、特急が停まる杵築駅でのバスと鉄道の接続の改善と、(2)空港からハーモニーランドへのアクセス改善が目的です。杵築駅⇔大分空港間は21キロメートルで所要時間は約27分、杵築駅⇔ハーモニーランド間は4.5キロメートルで約8分です。
ハーモニーランドは年間50万人の来場者があり、今後はホテルなどを整備し、世界に誇れるエンターテイメントリゾートを目指しています。

■APU 李燕(りえん)学部長
先日、市内で「杵築市政経懇談会」が開催され、APU(立命館アジア太平洋大学)の李燕教授の講演がありました。彼女は「サステイナビリティ観光学部」の学部長で、観光を通じた持続可能な地域づくりの研究者であり、実践者です。
講演前に城下町を散策され、「江戸時代の武家地が大切に保存されている。他の城下町とは全然違う。素晴らしい可能性のある観光資源」とお褒めと励ましの言葉をいただきました。
杵築市は年間40万人が訪れるるるパークをはじめ、風の郷、横岳、住吉浜や奈多海岸など海にも山にも恵まれています。JR杵築駅を交通結節点とした、空港・ハーモニーランドと市内観光を結ぶ広域観光に光が差す有意義な講演会となりました。