文化 【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

■梅雨明け後の高温に注意しましょう。
○水稲
昨年多かった高温障害による乳白米に注意しましょう。水温や地温が高いと多発するので、中干し後はかけ流しにするか、間断かん水など水管理を徹底しましょう。いもち病や紋枯れ病、ウンカ対策に粒剤散布など早めの対策を行いましょう。

○ナス
ナスは水と肥料を吸収する力が大きく、その分枝や葉を伸ばし実を付けてくれます。切らさないように管理しましょう。古い枝や一度実が付いた脇芽は剪定し、新しい枝を伸ばしましょう。梅雨明けの高温で青枯れ病が発生することがあります。地温上昇で誘発するので、かん水や敷ワラなどで対策しましょう。

○トマト
露地栽培の大玉果は6〜7段目の花が咲いたら芯止めします。これ以上は伸ばしても収穫できる実を付けるのは難しいので現在ある実に養分を集中させましょう。伸びすぎた枝や脇芽を整枝します。ミニトマトは比較的育てやすいので整枝程度で秋まで収穫を楽しみましょう。いずれも追肥は半月に1回程度行いますが、吸肥力が強く栄養過多になりやすいので注意しましょう。水は土が乾いてからで十分です。

○トウモロコシ
実が先端部まで入らないのは受粉が上手くいってないのが原因です。頂部の花が雄しべ、実の先端のヒゲ状の毛が雌しべです。雄しべを揺らすか切って雌しべに擦り付けることで確実に受粉します。1本につける実は2本です。雄しべは害虫を引き付けるフェロモンを出すので、不要な雄しべは除去します。10本あたり1本の雄しべがあれば十分です。

○夏ダイコン
夏のダイコンは冬ダイコンより辛みが強く果肉も硬いです。害虫被害も多く表皮のキメも悪くなるので作るのは難しいです。それでも作ることは可能です。夏用の品種を選び、水分を十分に与え、日陰を作ってあげるとよく育ちます。ぜひ作ってみてください。

○枝豆
天気状況を見て、雨が降りそうな前日に種まきしましょう。発芽がきれいに揃います。開花時期に水が不足すると実入りが非常に悪くなるので十分かん水しましょう。種まき後70〜80日で収穫です。

問合せ:農政課
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