- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県由布市
- 広報紙名 : 市報ゆふ 2025年9月号 vol.240
■混植で病虫害を減らす
秋冬野菜はハクサイ、キャベツ、小松菜など多くの葉物野菜が種まき、定植となります。しかし、近年は高温の影響で病虫害の発生が晩秋まで続き、薬剤散布しても間に合わない状況となっています。そこで、相性の良い野菜同士を混植し、少しでも野菜が育ちやすい環境をつくりましょう。
(例)
キャベツやハクサイなどアブラナ科野菜とレタスの混植…害虫忌避
ダイコン、キャベツとハコベの混植…生育促進
野菜畑の近くにヨモギを植える…害虫を食べる天敵害虫が増える
などさまざまな効果があります。薬剤散布に抵抗がある場合や無肥料無農薬栽培をしたい家庭菜園などには取り入れてみてはいかがでしょうか。
●水稲
カメムシ類の発生が多くなっており、特に水稲の斑点米カメムシ類に対し注意報が発令されております。農薬防除する場合は収穫期が近いことから注意しましょう。また、イナゴの発生も多くなっています。同時防除しましょう。
●秋冬野菜の種まき、定植
定植可能な野菜はキャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなど、種まき可能な野菜はタマネギ、ダイコン、ニンジン、小松菜、水菜、チンゲン菜などです。いずれも高温に注意し、しっかり散水して初期生育に気を付けましょう。
春夏野菜を植えた後の畑は肥料の残効があります。多肥栽培にならないように注意しましょう。また、苗の定植直後などはネキリ虫の被害が多くなります。薬剤のいらない土の消毒である太陽熱を利用して害虫、雑菌、雑草の根、種を一網打尽にしましょう。
●キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー、カリフラワー
結球野菜は外葉をしっかり作ること、花芽野菜は茎を大きく作ることが大事です。定植後10日〜2週間で最初の追肥をしましょう。生育初期から茎葉を大きく作ることが大事です。
●ジャガイモ
秋ジャガを植えるときに地温が高すぎると芽が伸びません。連作をとても嫌うナス科ですからトマトやナス、ピーマンを植えた後は避けましょう。
●ダイコン、ニンジン、カブ
ダイコンとカブは3日ほどで発芽するので問題ありませんが、ニンジンは発芽まで毎日水が必要です。
問合せ:農政課
【電話】097-582-1293