スポーツ みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.25

さくらい いっせい さん
スケートボード世界大会銀メダリスト

『スケートボードで世界を見すえて挑み続ける』

「Simple Session」は、エストニアで毎年開催されるスケートボードとBMXのヨーロッパ最大級のコンテスト。高校2年生のさくらいいっせいさんは、世界各国からアマチュアだけでなくプロも参戦するこのコンテストに出場し、2年連続銀メダルの栄光に輝きました。櫻井さんがスケートボードを始めたのは、3歳ごろ。サーフィンをしていた父親が、オフトレとしてスケートボードをしていた際によく乗せてもらっていたそうです。「何日も乗れない日があると早く滑りたくて仕方なくなるぐらい好きでしたね。トレーニングの日以外は毎日1、2時間滑っているので、今では生活の一部になっています」と櫻井さん。大会には4歳ぐらいから出場し、常に勝ちたいという思いがあったようです。大きな転機はX GAMESに招待された14歳。この年パリオリンピック強化指定選手にも選出されましたが、骨折などのケガが重なり、結局思うような成績は出せませんでした。しかし、気持ちを切り替えてケガを治すことに専念すると、初出場したSimple Session24で銀メダルを獲得。今年も出場を果たし、2年連続で銀メダルという快挙を成し遂げました。「世界大会でのメダル獲得やX GAMESに招待され続けるなど、実績を重ねて次のオリンピックを目指します。皆さん応援してください」。世界を見すえて練習を重ねる櫻井さんの挑戦は、今後も見逃せません。

・ほりごめゆうと選手が設立したマネジメント会社「Gifted Existence」に所属。期待の若手として注目されています。
・ホーム練習場にしている「Treasure Isle」で。ここの男前 Bowlで、ほとんど毎日練習をしている。

≪プロフィール≫
高校2年生。令和4年、第1回マイナビスケートボード日本オープン3位、その翌年にはX GAMES CHIBA2023パークスタイル男子で、日本人最高位の11位に。同年パリオリンピック強化指定選手入り。令和6年「Simple Session24」に初出場し銀メダル。今年「Simple Session25」でも銀メダルに輝く。