くらし 令和八年 新年のごあいさつ(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県日南市
- 広報紙名 : 好きです にちなん 2026年1月号
■日南市長
髙橋 透
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、日頃より市政運営に対しまして、温かいご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年は、郷土の偉人、小村寿太郎侯の生誕170周年、ポーツマス条約締結120周年、そしてポーツマス市との姉妹都市盟約締結40周年という節目の年に当たり、日南市の国際的なつながりを再確認する年となりました。訪問団としてアメリカを訪れ、ポーツマス市の皆さまと平和の鐘を鳴らす機会を得たことは、日南市の誇りであり、未来への希望でもあります。郷土の先輩たちの功績と歴史的な絆を次世代へとしっかりとつなぎ、国際人材育成や国際交流のさらなる深化を図ってまいります。
また、日南市にとって大きな前進となる明るい話題も数多くありました。東九州自動車道全線に関連する地域産業の基盤強化に向けた動きが加速しています。さらに、国道220号の防災対策や国道222号牛ノ峠バイパスの事業化に向けた取り組みも進み、災害に強く、暮らしやすい交通ネットワークの整備が着実に前進しています。
一方で、全国各地で自然災害が相次ぎ「常在危機」の意識を新たにする一年となりました。改めて防災・減災の重要性を再認識するとともに、地域防災力の向上と情報発信の強化に努め、一つ一つ丁寧に、そして先送りせず、日南市のさらなる発展のために、全力で取り組んでまいります。
市政運営においては、市民の皆さまから再びご信任をいただき、これまでの取り組みを、さらに深化させるとともに、日南市が安心して住み続けられるまちとなり「住みたい」「子育てしたい」と思われるまち「選ばれるまち」となるため、三つの施策を柱に、新たな挑戦にも果敢に取り組んでまいります。
第一の柱は「人口減少対策の強化」です。少子高齢化が進む中、若者の結婚・出産・子育てを応援する施策として、保育料の負担軽減や産後ケア支援の拡充、子育て世代が安心して暮らせる環境整備に取り組んでまいります。また、移住・定住の促進に向けては、SNSなどを活用したシティプロモーションを強化し、日南の魅力を全国へ発信し、関係人口の創出などにも力を入れてまいります。
第二の柱は「地域経済の活性化」です。東九州自動車道の整備効果を最大限に生かし、観光・物流の促進を図るとともに、油津港の第10岸壁延伸や新工業団地の整備を着実に進め、地場産業の振興や創業支援、事業承継への支援を通じて「稼ぐ力」のあるまちづくりを推進してまいります。また、ふるさと納税も、寄付額は過去最高を更新し、今後も取り組むべき課題解決に必要な財源の確保に努めてまいります。
第三の柱は「市民の安全・安心の確保」です。自然災害への備えとして、地域防災リーダーの育成や避難体制の強化を進めるとともに、医療・福祉・地域交通など、暮らしに欠かせない生活基盤の整備にも注力しております。特に、健康寿命の延伸を目指した健康教室の開催や医療人材の確保による地域医療体制の維持、複雑化する福祉ニーズへの対応など、誰もが安心して暮らせる地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。
本年の干支「午」は、勢いよく駆け抜ける力強さと、前進するエネルギーを象徴しています。私たち日南市もまた、これまでの歩みを礎に、さらに力強く、未来へと駆け抜けてまいります。市民の皆さまとともに築いてきた「人を創る」「安心を創る」「産業を創る」「未来を創る」の四つの柱をさらに太く、確かなものとし「オール日南」「チーム日南」の精神で、誰もが輝けるまちづくりを進めてまいります。
結びに、本年が市民の皆さまにとりまして、健康で笑顔あふれる一年となりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
