子育て 【キラリ学校だより】日南市立飫肥中学校

このコーナーでは、地元の学校を1 年間を通して紹介します。

(1)ウェルビーイングにつながるキャリア教育
将来就きたい仕事だけではなく、どう生きていくのかということまで考えを広げていくことを大切にしながら「キャリア教育」を進めており、その要として、総合的な学習の時間を活用し、三つの活動に取り組みました。
まず「キャリアワークショップ」です。ゲストティーチャー(日南市で働く方)を招いて「なぜ、働くのか?」について、実際に仕事をされている方からワークショップ形式で話をしていただき、深く学ぶことができました。
次に「ライフプラニング授業」です。ここでは、ライフプランナーの方を招き、参加型ワークショップを実施しました。人生のどんな時期にどんなイベントがあるかなど、自分の人生設計を具体的に考え、今の自分にとって何が大切か考える良い機会となりました。
最後に学ぶ意味や意義を考える授業です。先に学んだ「働くこと」「生き方」に、今の学びがどうつながるのか、学びによって何を身に付ける必要があるのかを考えました。
これらの活動を通して、自分なりの問いを持ち、答えを探究しています。最後に「飫肥地区子どもの声を聴き励ます会」で学校代表として発表した柴田陽登くんの作文の一部を紹介します。
※作文は本紙またはPDF版をご覧下さい。

(2)生徒会で盛り上げるスクールワイドPBS
スクールワイドPBSとは、先生や保護者、地域の方の「子どもにこんな姿になってほしい」と
いう願いや、生徒の「こんな姿になりたい」という願いを基に設定した行動目標を、先生や生徒同士のポジティブな行動支援によって実現していくものです。
私たち生徒会では、まずスクールワイドPBSに全校で取り組むため、飫肥中学校が大切にしている「自立」「共生」「感謝」の三つのキーワードを柱に、学校生活のいろいろな場面での行動
目標を考えました。そして、今年2月にはプレ実施として、行動目標の一つである「一分前着席」に重点的に取り組むキャンペーンを実施しました。
今までの取り組みとは違った工夫や仕掛けがあり、みんな意欲的に取り組んでいました。始まったばかりの飫肥中スクールワイドPBSですが、学校をもっとパワーアップしていけるように自分たちの力で盛り上げていきたいです。

(3)飫肥のまちづくりに貢献
2月9日(日)の市民ボランティアの日に、本校の2年生13人と日南振徳高校生、飫肥地区まちづくり協議会の方々総勢約60人で五百禩(いおし)神社と西公園の清掃ボランティア活動を行いました。
主に神社の敷地内の枯れ葉の収集や剪定された木々の運搬などの清掃活動を行いながら、五百禩神社や飫肥の歴史を感じる一日にもなりました。
清掃後は、カレーライスやおび天が振る舞われ、温かくおいしい食事をいただき、地域に貢献できた心地よい満足感を感じているようでした。参加した生徒の感想を紹介します。

初めて自分から進んで地域のボランティアに参加しました。初めは少し面倒くさい気持ちもありましたが、同学年の仲間たちも多く参加したので頑張ろうという気持ちが湧いてきました。高校生や地域の大人たちと協力して清掃を行う中で、関わりをもつこともでき、良い体験になりました。作業後は、カレーライスやポップコーンも準備してもらいました。地域のために役に立てたという思いもあり、とてもおいしかったです。また、地域のボランティアがあったら絶対参加します。