- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県日向市
- 広報紙名 : 広報ひゅうが 令和7年11月号 No.846
◆台湾の自治体や企業との関係構築
九州への半導体産業の進出に伴う、地域経済の活性化の現状は、報道などでも大きく取り上げられています。
現在、台湾では、半導体工場等の集積により、土地、電力、水、人材の不足や、調達コストの高騰が深刻化しています。
また、国際情勢の不安も相まって、海外への製造拠点の展開を検討する企業が増えています。
本市としても、これを好機と捉え、台湾の自治体や企業との関係構築に取り組んでいます。
◇「経済交流団」が台湾へ
市長、議長、産業建設水道常任委員長をはじめ、この企画に賛同し自費で参加いただいた市議会議員のみなさんや日向商工会議所会頭、会員企業などで構成された約40名の「経済交流団」で台湾を訪問しました。自治体や経済団体等と意見交換を行い、将来にわたる良好な関係構築に取り組みました。
◇総勢60人の交流会に!
交流会は台北市議会議員5人、台湾宮崎県人会いっちゃが会12人、本県出身の台湾で活躍するタレント大谷主水さんなどをゲストに、計60人の交流会となりました。
初代日向市長のご縁を大切に、今後も交流を深めていきます。
11月には、県内の産学官で構成する「TEAM MIYAZAKI」が設立され、オール宮崎で、台湾企業等とのビジネスマッチングや、企業誘致に取り組んでいく予定です。
・お茶の研究所「和合青田」
日向市の初代市長の三尾良次郎氏が台湾の師範学校の教員時代に住んでいた家が残されていて、現在は「和合青田」というお茶の研究所として公開されています。
当時の状況を再現した修復がされていて、日本人がリラックスしてくつろげる空間となっています。日本円で一人3000円(お茶+菓子)で利用できますので、台湾を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。
・重点拠点「基隆港」
コロナ禍前までは、細島港とコンテナ定期航路で結ばれていた基隆港は、台湾の貿易・物流の重要拠点であり、台湾第2位の貨物取扱量を誇ります。
同じ港湾都市という繋がりなどを生かし、今後さらに交流を深めていきたい都市です。
・国際芸術交流展
「台湾×日本×韓国 国際芸術交流展」が、國立中正紀念堂(台北市)で開催されていました。
この国際芸術交流展には、日本の障がいのあるアーティストたちの作品も、海を越え台湾で紹介されていて、日向市からは、風舎に通う井上健太郎さん、鈴木健太さん、後藤拓也さんの8つの作品が出展されていました。
・特産物のふるまい
宮崎県出身で台湾でタレントとして活躍する大谷主水さんの主催イベント「AROAK DREAMCUP」に本市のPRブースを出展。
ステージ上では、大谷主水さんと西村市長の対談や日向ひょっとこ踊りの披露、宮崎牛が景品のじゃんけん大会などを行いました。
PRブースでは、特産品のPRや宮崎牛のふるまいなどを行いました。
・囲碁大会
台北市杯秋期囲碁カップの優勝賞品として、市から日向はまぐり碁石を提供しました。大会には400人を超える子どもたちが参加し、開会式では市長と議長があいさつをして本市のPRも行いました。
問い合わせ:商工港湾課
【電話】66・1025
