健康 6 月4 日~ 1 0 日は歯と口の健康週間です(2)

■健康的に毎日を楽しむためにも、お口の健康はとても大事。
歯は、食べ物を細かく砕いて消化を助ける役割はもちろん、発音を助ける、表情をつくる、体の姿勢やバランスを保つ、ものを噛むことで脳に刺激を与えるなど、健康的に生活を行う上で、欠かせないものです。

■歯と口の健康と全身の関係
歯周病は、お口だけの病気ではありません。実は、全身の病気とも大きく関係しています。お口を健康に保つことが大切です。

◇動脈硬化
血管に入った歯周病の原因菌が動脈硬化のリスクを高めます。
◇肺炎
歯周病の原因菌を多く含む唾液や食べ物が肺に入ると肺炎の原因になります。
◇早産・低体重児
妊娠中はホルモンの変化などにより、歯周病になりやすくなります。歯周病の原因菌により早産や低体重児出産が起こりやすくなります。
◇認知症
歯周病による動脈硬化は認知症の原因になる可能性があるとされています。
◇糖尿病
歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病は歯周病のリスクを高めます。
◇骨粗しょう症
歯周病の原因菌が骨粗しょう症に関与していることが報告されています。

■歯周病を治療すると糖尿病もよくなる!
歯周病は、網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞に次いで、糖尿病の第6番目の合併症といわれ、糖尿病が歯周病を引き起こすことは、よく知られていました。
さらに、最近では、歯周病を改善すると、糖尿病の状態もよくなるという画期的なデータも発表されています。

■西都市では、歯周疾患等検診を行っています。(今年度より20歳・30歳も対象)
対象者:今年度20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳になられる方
料金:500円
(西都市国民健康保険の方は250円。費用助成については、QRコードからご覧ください。)
実施期間:令和7年5月1日から令和8年2月28日まで
場所:指定歯科医院(QRコードからご覧ください。)

■むし歯や歯周病のチェックは定期的に受けましょう。
毎日丁寧に磨いているつもりでも、お茶やコーヒーの着色が起こることもあります。
歯科医院では、歯石や歯の着色などをクリーニングしてもらうことで、歯の表面がツルツルになり、汚れがつきにくくなります。また、一人一人のお口の状態に合わせたブラッシング指導や歯科健診の目安を教えてもらえます。

■お口をきれいにするとこんないいことがたくさん!
◇ステキな笑顔で好感度UP!
◇歯磨きで免疫力低下の防止
◇よく噛むことで肥満の防止
◇腸内環境も整う!
◇歯の本数が多い人は健康寿命が長い
※健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと