健康 いきいき!健康Healthy Life

■「帯状疱疹(ほうしん)」は予防接種で備えましょう
過労やストレスなどで免疫力が低下すると、体内に潜んでいた水ぼうそう・帯状疱疹ウイルスが再び活動し始め、帯状疱疹を発症することがあります。50歳代から増え始め、70歳代をピークに、80歳までに3人に1人がかかるといわれています。
特徴として、体の片側に、ピリピリした刺すような痛みが現れ、その後、帯状の小さな水ぶくれと発疹ができ、痛みも強くなります。症状には個人差があり、皮膚の違和感やかゆみ、しびれなど、刺すような痛みを感じない場合もあり、帯状疱疹と気づくのが遅れることがあります。
抗ウイルス薬による治療が遅れると、皮膚症状が治った後も長く痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」といった合併症を起こす可能性が高くなります。この合併症は、特に60歳代から増加し、70歳代、80歳代でさらに増加します。
帯状疱疹の発症と合併症の予防には、日頃から免疫力を維持するためのバランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動などの体調管理とともに、ワクチン接種が大変有効です。
今年度から、65歳以上の一定の年齢に該当する人等を対象に予防接種が始まりました。今年度対象年齢の人には接種券を送付しています。この機会に、ぜひ、接種をご検討ください。

文:市健康保険課市民健康係