- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県三股町
- 広報紙名 : 広報みまた 2025年12月1日号
◆だから私は、自治公民館に…
○入っている
・ごみステーションを使用したいから。
・地域がつながりを持って助け合うのが当たり前だと思うため。
・隣近所とのお付き合いは助け合い、情報交換や連帯感など、孤立防止になるから大切なことだと思う。
・地域間で隣人とのコミニケーションを図り、お互いの顔の見える生活を送り、助け合う力を養うため。
・顔見知りになれてよかった。ご近所付き合いがなくても困らないと思っていたが、もしも何かあったときの対応が違うと思う。
・新燃時は地区で協力して狭い道路まで清掃できた。台風など災害時の声掛けができている。
・自分が親になり子どもたちに地域との交流をしているところを見せてあげたいと考えていたため。
・加入が当たり前と思っていたため。
・地域で生活するとしたら、当たり前のことだと思っているから。
・特に何の疑問もなく加入した。
○入っていない
・あまり干渉されたくない、関わりたくないため。
・加入していなくて困ったことがない。
・必要性を感じないため。
・子どもが大きくなり、必要ないと判断したため。
・共働きで忙しい上に子どもが小さく活動への参加が難しいため。時代や家庭環境に合った体制になるのであれば加入を考えたい。
・会費が高くて役員も回ってくるので煩わしい。
・役員の負担が大きかったため。
・仕事や子育てで、いっぱいいっぱい。加入していても行事は参加できないのに、役員なども回ってきて、無理であるため。
・以前加入していたが、共働きで忙しいうえに子どもがまだ小さく支部の活動に参加が難しいので退会した。
・賃貸住宅に住んでいるため。
・高齢で一人暮らしのため。
・入っていたがメリットよりデメリットの方が多かったため。
10月15日~20日までの期間、町のLINE公式アカウントを通じて実施。
■「“つながり”が、次の“つながり”を生む」
○加入世帯数は、半数以下希薄になりつつある〝つながり〟
令和2年、夫の定年退職を機に、夫の故郷である梶山地区に移住してきた長尾浩美(ながおひろみ)さん。令和5年から本年11月まで、同地区唐杉(からすぎ)、上(うえ)の馬場(ばば)や切寄(きりよせ)を担当する民生委員として活動してきました。
「移住してきた当初、故郷から離れたこの地に友人はいませんでした。地域に入っていけるか不安な中、まずは私のことを知ってほしいと思いながら、担当する地域の家庭を訪ねて周りました」と振り返ります。そんな長尾さんは民生委員や地区の副支部長などを務める中で、唐杉の〝現状〟を知りました。それは、自治公民館の加入世帯数が少なく、地域のつながりが希薄になりつつある現状です。
長尾さんが唐杉に関わり始めた当時、34世帯が住んでいましたが、自治公民館に加入していたのは14世帯。加入している世帯が半数以下という状況でした。
○〝つながり〟を生むため地域の公園で「サロン」を開催
「『自治公民館に入っているかどうか』が、住民同士の関係に影響してはいけないと思っています」と力を込める長尾さん。地域のつながりを深めようと、住民、唐杉の支部や町社会福祉協議会などと協力して、さまざまな活動を行いました。その一つが、住民と共に立ち上げたサロンです。昨年度は30回ほど開催し、ニュースポーツ「モルック」や健康推進委員として講習を開きました。「メインは、おしゃべり」と言うように、ベンチに腰掛け会話を交わし、モルックでは声援を送り合ったりするなど、参加する住民同士で交流する場となっています。
多くの地域で集落館などの「建物の中」で行われているサロン。しかし、唐杉には、近くに集会ができる公共の建物がありません。「唐杉公園に東屋を建てられないだろうか」。活動の最中、ふと住民から上がった意見がきっかけとなり、サロンの活動拠点として、また、住民同士の交流の場として、東屋を建てることになりました。
○念願の「交流の場」〝つながり〟を広げるために
力仕事の多い東屋作りは、住民有志の力だけでなく、以前から相談していた町社会福祉協議会職員の協力も仰いで進めることに。「『暑い!寒い!は我慢して頑張りましょう!』って励まし合ってね。みんなで協力して、少しずつ作業を進めました」と笑顔で振り返ります。昨年5月に始まった東屋の建設。住民と共に資金集めにも汗を流し、ついに、本年8月に完成しました。長尾さんは「『今度、東屋でお食事会をしましょうね』という話になっているんです」と声を弾ませます。
「私は、自分の住むまちに居場所が欲しかったのかもしません」。唐杉での活動の原動力をこう話す長尾さん。そんな長尾さんが生み出した、住民同士、さらには長尾さんと住民の〝つながり〟は、地域内で次の〝つながり〟を生み出す可能性に満ちあふれています。
交流の場が生まれ、変化が訪れ始めた唐杉の〝つながり〟ですが、私たちは地域の〝つながり〟の希薄化といった課題を、どのように受け止めればよいのでしょうか。
