しごと [お知らせ] 地域包括医療局からのお知らせ

美郷町国民健康保険西郷病院　臨床工学技士　宮田義章です。
今回は、『臨床工学技士』についてお話し致します。

■臨床工学技士とは
臨床工学技士は、医師の指示のもと、人工心肺装置、人工呼吸器、人工透析装置などの生命維持管理装置の操作や保守点検を行う医療機器の専門医療職種です。医学と工学の知識を両方持ち、医師をはじめ、看護師などと共に医療機器を用いたチーム医療の一員として生命維持をサポートしています。現在の医療に不可欠な職種です。

■西郷病院での業務
西郷病院は、入郷地区で唯一、人工透析を行っている病院です。
西郷病院での臨床工学技士の業務は、この人工透析を主に行っています。
人工透析とは、腎臓の機能が低下した際に、血液中の老廃物や余分な水分を、人工腎臓(ダイアライザー)を通して取り除き、きれいになった血液を体内に戻して、バランスを整える治療法です。
透析開始前から機械は動き続けています。透析中、透析後も機械は動き続けていますので、その間に故障等のトラブルがないように、普段からメンテナンスを行っています。

現在、西郷病院透析室では、西郷(5名)・南郷(4名)・北郷(7名)の外、諸塚村(2名)、椎葉村(2名)からも患者様の受け入れを行っています。
令和7年10月からは、月・水・金に加え、火・木・土も患者様の受け入れを開始し、現在の患者数は、20名です。
これからも、患者様が安心・安全に治療を受けられる様に、精進して参ります。
また、透析治療についてご相談等ありましたら、お気軽にお電話ください。

お問合せ：西郷病院
【電話】66-3141