くらし 日頃の備えが自分を守る!~避難について考えよう~
- 1/16
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県
- 広報紙名 : 県政かわら版 Vol.192
土砂災害等による被害は、梅雨期から台風シーズンに集中して起こっています。昨年度は、台風第10号や与論町における記録的大雨により、道路や河川、農地など、県内の広い範囲で被害が生じました。また昨年8月の日向灘を震源とした地震においても被害が生じています。
自分や大切な人の命を守るため、災害への備え・避難について改めて考えましょう!
■5段階の警戒レベルについて知ろう!
■速やかな避難のために事前確認を!
1.ハザードマップで危険箇所を確認しよう!
自宅や職場、学校周辺に危険箇所がないか、確認しましょう。
※国土交通省ハザードマップポータルサイトで現在地周辺のハザードマップを確認!
2.避難先、避難経路を確認しよう!
最寄りの避難所や、安全に避難できる経路を確認しておきましょう。
3.家族や地域で話し合おう!
災害時の役割分担、連絡方法などを事前に話し合いましょう。
■こんな場所には要注意!
次のような地域では、土砂災害や河川の氾濫が発生しやすく、注意が必要です。
防災情報に細心の注意を払い、前兆の有無にかかわらず、身の危険を感じたら速やかに避難しましょう!
扇状部:土石流注意
▽土石流の前兆
*山鳴りがする
*湿った土の匂いがする
急傾斜地:がけ崩れに注意
▽がけ崩れの前兆
*斜面から水が湧き出る
*小石が落ちてくる
山間部:がけ崩れ・土石流・地すべりに注意
▽地すべりの前兆
*井戸の水が濁る*樹木が傾き、亀裂や段差が発生
河川周辺:洪水に注意
▽洪水の前兆
*河川が濁り、流れるスピードが急激に早くなる
*流木やゴミが多く流れてくる
■もしもの時の心得を知っておこう!
災害の種類によって対応が異なります。速やかに対応できるよう事前に把握しましょう!
《風水害》
▽避難は運動靴で
裸足・長靴はNG。ひもで締められる運動靴で避難を。
《火山》
▽警報に注意
気象庁が発表する噴火予報・警報に注意。
▽安全な登山計画を
対象山域の最新情報を入手し、入山中に考えられる危険への対策を前もって立てておく。
《津波》
▽海や川から離れ、高台へ
揺れを感じたら、警報等が発表されていなくても、海や川から離れ、高いところへ避難を。
▽波が落ち着くまで注意
いったん波が引いても、警報等が解除されるまでは海岸に近づかない。
《地震》
▽身を守る
地震を感じたら、まず自分や家族の身の安全を確保。
▽火の始末
揺れが収まったら、調理器具等の火を消す。
■日頃からの備え
避難場所で最低限必要なものを準備し、いつでも持ち出せる場所に備えておこう!
・貴重品
・救急箱
▽非常食品
・乾パン・缶詰
・飲料水
※非常食品⇒最低3日分、できれば1週間分備蓄しておきましょう。特に離島は物流が滞ることも予想されるため、事前の備えが大切です!
▽生活用品
・軍手・スリッパ
・着替え・歯ブラシ
▽避難(情報収集)用具
・ラジオ
・懐中電灯
・モバイルバッテリー
◆災害時に役立つWEBサイト・SNS
・鹿児島県危機管理・防災HP
・鹿児島県防災WEB
・鹿児島地方気象台
・鹿児島県河川砂防情報システム
・鹿児島県危機管理防災局X(旧Twitter)
・鹿児島県道路維持課X(旧Twitter)
近年、集中豪雨、地震、津波、火山噴火など、想像を超える規模の自然災害が発生しています。
これから、本格的な梅雨期や台風シーズンを迎えるにあたり、普段から避難所や避難経路の確認、気象や避難情報の収集などに努めることが大切です。
一人一人が災害に対して意識を高めるとともに、日頃から防災対策に取り組みましょう。
鹿児島県知事 塩田 康一
■こうちゃんクイズ!
「日頃からの備えにおいて、非常食品は最低●日分必要です!」
*数字を答えよう!
問い合わせ先:災害対策課
【電話】099-286-2276