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■哀惜の碑慰霊追悼式 恒久の平和を誓う
指宿海軍航空基地から出撃した特攻隊員らの慰霊追悼式が5月27日に指宿海軍航空基地跡に建立された哀惜の碑の前で行われました。式では特攻隊員の遺族をはじめ関係者による献花のあとハープの演奏や詩吟の献詠が行われ、哀惜の碑慰霊顕彰会会長の打越市長は「戦争の歴史を知ってもらうため昨年度から指宿図書館で常設展示を始めた。平和の尊さを1人でも多くの人に知ってもらい再び悲しみの歴史を繰り返さないことを誓う」と話しました。

■子育てサポーター養成講座が開催 みんなで子育てを支えよう
子育てサポーター養成講座が5月28日にふれあいプラザなのはな館で行われました。家庭教育力の向上や地域で子育て支援をする人材の育成を目的に市教育委員会が企画。指宿市家庭教育支援員の藏薗美沙紀(くらぞのみさき)さん(湯之里)が取り組んでいる子育て支援活動などについて24人の参加者が学びました。田中望(たなかのぞみ)さん(弥次ヶ湯)は「保育士の資格取得を目指しているので勉強になればと思い参加した。自分の子育てにも役立てたい」と話しました。

■ゲームソフトの売上金を寄付 地元の応援に恩返し
指宿市出身の俳優である朝比奈琉良(あさひなるい)さんが5月30日に市長を訪問しました。朝比奈さんは東京都のIT企業である株式会社ソノリテが製作するゲームのアンバサダーとして、ゲーム内に登場するアイテムを発案。その売上金の一部としてソノリテからの寄付金10万円を市長に手渡しました。朝比奈さんは「自分の仕事で地元に何か貢献できればと思っていた。仮面ライダーを演じる夢に近づけるように努力して、皆さんに良い報告をしたい」と話しました。

■株式会社指商が納税 指宿のために役立てて
株式会社指商が5月30日に指宿庁舎で法人市民税を納めました。同社は平成24年に指商デパートの運営と地域貢献を目的に設立され、指宿商業高校の生徒が運営しています。昨年度の売上高は約680万円で5万2600円を納税しました。経理部部長の中村(なかむら)くるみさんと副部長の前原弘雅(まえはらこうが)さん(下里)は「税金という大切なお金を生徒代表として持ってくるのはとても緊張した。私たちが納めた税金を地域のために役立ててほしい」と話しました。

■韓国の高校生がホームステイ 友情は海を越えて
韓国の永化(ヨンファ)国際観光高等学校2年の生徒4人が6月4日から8日間、指宿商業高校の生徒宅でホームステイを行いました。指宿商業高校と姉妹校盟約を締結する同校と国際交流を図ろうと行われているもので今年で36年目。ホテル経営科と観光外国語科に所属し日本語を学ぶ生徒が、授業に参加するなど交流を行いました。生徒は「日本の文化や生活について勉強できた。この経験を生かして将来は韓国と日本の友好の架け橋になりたい」と話しました。