くらし まちの話題 Zoom Up IBUSUKI(2)

■川尻小で人形劇 人形と声の表現に感動
パペットシアターゆめみトランクによる人形劇が7月1日に川尻小学校で行われました。芸術家を学校に派遣してこどもの想像力やコミュニケーション能力などを養うことを目的に行われたもの。人形の動きのみで表現する「ヤギのおはなし」やさまざまな道具を使い世界観を演出する「かぐや姫」を全校児童30人が鑑賞しました。6年の福ケ迫聖仁(ふくがさこまさひと)さん(川尻中)は「1人で何役も演じ、役によって声を変えているのがすごいと思った」と話しました。

■包括連携協定締結式 空き家問題の解決を目指して
株式会社AlbaLink(アルバリンク)との空き家の流通促進に関する包括連携協定締結式が7月1日に指宿庁舎で行われました。同社は空き家の買い取り・販売・リフォーム後の賃貸などを取り扱っており、市内の空き家問題の解決を目指し締結されたもの。市内には約3000棟を超える空き家があり、うち約600棟は活用が難しい管理不全空き家となっています。河田憲二(かわたけんじ)代表取締役は「私たちは全国の空き家ゼロを目指している。協力して問題解決を目指したい」と話しました。

■最後の寶宿(ほうすき)祭 最後の女みこしが華やかに
寶宿祭が7月5日に若宮神社周辺で行われました。平成27年から始まり7回目の今年が最後の開催。子宝にご利益があると信仰される同神社でおはらいを受けた女性の担ぎ手約70人が、子宝通りから砂楽までの約200メートルをみこしを担いで華やかに練り歩きました。小学生のころから参加していた肥後美咲(ひごみさき)さん(湊北)は「最後に県内外からたくさんの人が担ぎ手で集まって良かった。温泉祭では女みこしが続くのでぜひ一緒に担いで欲しい」と話しました。

■鹿児島交響楽団指宿公演が開催 豊かな演奏で魅了
鹿児島交響楽団による演奏会が7月6日に指宿市民会館で行われました。令和5年に市内で初めて同楽団が公演して以降、3回目の開催。本格的なオーケストラによる迫力ある演奏とオペラ歌手隈元奈津希(くまもとなつき)さんの美しい歌声に観客が聞き入りました。山川中2年の田島倖羽(たじまこはね)さん(前原下)は「吹奏楽部に所属しているのでいろいろな楽器の美しい響きを聞くことができて良い勉強になった。きれいな音が遠くまで届いていて感動した」と話しました。

■包括連携協定締結式 住みやすいまちを目指して
日本郵政株式会社との包括連携協定締結式が7月10日に指宿庁舎で行われました。安全安心な暮らしの実現や地域経済の活性化などを目指して市内14カ所の郵便局や鹿児島南郵便局と締結されたもの。式で田中渉(たなかわたる)十町郵便局局長は「今日の締結を機に、市民の皆さんがどういったことを望んでいるか窓口で情報収集し、できることを行いたい。また、これをきっかけに指宿に住んで良かったと思えるまちになるよう取り組んでいきたい」と話しました。

■にっぽん丸が指宿港に寄港 指宿へようこそ
商船三井クルーズ株式会社の大型客船にっぽん丸が7月11日、指宿港に寄港しました。指宿港にクルーズ船が寄港するのは平成28年以来で、同船は12年ぶりの3回目。上陸した乗客を市民がフラダンスなどで歓迎し、指宿商業高校の生徒が知覧茶のふるまいでもてなしました。3年の石川萌衣(いしかわめい)さん(二月田)は「クルーズ船の乗客のおもてなしは初めて。知覧茶がおいしいと喜んでもらえてうれしかった。南薩を満喫して楽しい船旅にしてほしい」と話しました。

■安全功労者内閣総理大臣表彰 地域の安全安心のために
安全功労者内閣総理大臣表彰を藏薗多鶴子(くらぞのたづこ)さん(神方下)が受賞し7月11日に市長へ報告しました。国民の安全確保について功績をあげた個人・団体を表彰するもので県女性防火クラブ連絡協議会会長や全国女性防火クラブ連合会、一般財団法人日本防火・防災協会の理事に就任するなど火災予防の普及啓発に尽力したことが高く評価されました。藏薗さんは「周りの皆さんが支えてくれたおかげ。これからも火災予防の活動に取り組みたい」と話しました。