- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県垂水市
- 広報紙名 : 広報たるみず 令和8年1月号
■GIGAスクール構想第2期から取り組む新しいカリキュラム
※カリキュラムとは、児童生徒が学習する内容等の計画(教育課程)です。
◆[No.1]今後目指す姿/市内全小・中学校が文部科学省研究開発学校指定(令和7年~10年)

○一人ひとりの情報活用能力を高める
これまでのGIGAスクール通信でお知らせしたとおり、本市は令和7年度から令和10年度までにかけ、全国に先駆けて情報技術等について先進的に学ぶ、「情報活用科」を市内全小・中学校に新設します。
そして現在、「情報活用科」で学んだことを「ふるさと垂水」(総合的な学習の時間)を中心に、各教科の学習で発揮させるカリキュラムを開発しており、全国から注目を集めているところです。
昨年の11月17日に、令和7年度第2回運営指導委員会を開催し、委員長の辻准教授(鹿児島国際大学)をはじめ、教育機関や企業のトップランナーの方々とカリキュラムの開発にかかる今後の取組について協議し、垂水の未来を切り拓く子供の姿について、上の図のようなイメージを共有しました。
次のページでは、全国でも例を見ない、本市の先進的な取組の一端を紹介いたします。
◆[No.2]学校教育課と各校の「全国トップクラスのGIGAの取組」を紹介
○新設「情報活用科」の学習を紹介(垂水小学校)
「垂水小学校のよさを新1年生に動画で伝えるぞ!」
今年度から「情報活用科」を新設し、全学年で授業を実施しています。先進的な教科であるため、教職員は試行錯誤しながらの実践ですが、児童たちは生き生きと学習しています。令和7年10月に、2年生が新1年生に向けて本校の魅力を伝える動画を制作するため、動画のトリミングやテロップの挿入など基本的な編集方法について学習しました。児童は、編集のポイントについて考えたり、友達と協働して編集したりするなど意欲的に学び、「編集の仕方を覚えて、新1年生を喜ばせたい。」などの感想を述べていました。本校は、情報技術を専門とする教職員がいるわけではありませんが、教職員同士で学び合い、「情報活用科」の授業の充実に努めています。そして、本校の取組を市内小・中学校および全国に発信し、多くの児童たちの情報活用能力向上に貢献したいと考えています。
○遠隔合同授業による3校合同防災教育(松ケ崎小学校・学校教育課)
~もしもの桜島大噴火を見据えた地域防災~
「たくさんの友達とつながって意見を交換できたよ!」
11月26日に、松ケ崎小学校で、文部科学省学校安全総合支援事業「防災教育」の研究公開を行いました。これは、松ケ崎小、協和小、牛根小の3校が、令和6・7年度の2年間にわたり、桜島大噴火を想定し、家庭や地域が連携した防災教育の研究に「ふるさと垂水」(総合的な学習の時間)で取り組んできた成果を発表するものであり、各学校の5、6年生の授業が公開されました。
授業では、先日配布された端末(iPad)で3校をオンライン会議でつなぎ、各グループが作成した「防災プラン」を共有しながら、内容等のよさや、よりよくするための助言を交流し、児童が「自分事」として地域の防災をとらえる姿が見られました。児童からも、「他校の友達の意見を聞くことで、プランの修正点に気付いた」「互いにアドバイスをすることで、相手の考えが分かり、新たな気付きがあった」という感想が聞かれました。
今回のように、オンライン会議システムや共同編集アプリを使うことで、児童は離れていても多様な考えに触れることができます。そして、他者の意見に耳を傾けることで、新たな視点を得たり、異なる価値観を受け入れたりしながら、協働的で深い学びを実現することができます。
また、授業後の研究協議では、参加した先生方が、動画やスライド等が作成できる「Canva」を使い、防災の研究テーマに沿って活発な意見交換を行いました。
今後も、他校との遠隔合同授業を推進し、児童が多様な視点で物事を捉え、確かな学力と豊かな感性を育む授業づくりに取り組んでいきます。
