- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県垂水市
- 広報紙名 : 広報たるみず 令和7年9月号
令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組を紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。
■夢や目標に向かって自己実現を図る子供たちの育成をめざして
◆東進ハイスクール×垂水市『学びの教室』
夏季休業中の計4日間、『学びの教室(中学生希望者対象)』において、東進ハイスクールと連携をした学習会を行いました。東進ハイスクール社長の永瀬昭幸さんは、垂水市にゆかりのある方です。垂水高等学校においても、生徒の夢実現のために希望者が通信講座を受けられるよう、魅力的な学習コンテンツの提供をしてくださっています。そして、この夏、中学生向けの体験講座を準備してくださいました。
この講座では、東進ハイスクールの講師の方々が授業・解説をしてくれる動画を視聴できます。東進ハイスクールが、外部に向けて、中学生用講座を提供するのは今回が初めてということでしたが、参加した生徒はそれぞれ持参した端末を使って、目的や課題に応じた教科・単元を選び、熱心に問題に取り組んでいました。このようにICT活用による新たな学びの機会を通して、生徒が自ら考え、学習方法等を選択し、自分の夢に向かって進めるよう、本市は応援していきます。
▽生徒の感想
今回、数学の動画を視聴しました。学校の授業で学んだ方法とは別に、短時間で解ける方法を学ぶことができました。この方法は受験でも生かせると思うので、とても良い経験でした。
西原一花(いちか)さん(中学3年生)
◆一人ひとりに合った効果的・効率的な学習で学力向上 AIドリル『navima』の活用
本市では子供一人ひとりの学力をより高めるために、一人一台端末でAIドリル『navima』を使えるようにしています。このドリルでは、学習のつまずきに応じて、自動で学年や単元をさかのぼって、一人ひとりに最適な問題が出題されます。また、『手書き解答機能』によって、子供は記述型のドリルに取り組むことができます。さらに、『手書きメモ機能』を使うと、計算をどこで間違えたのか、採点時に確認できるなど、自分の考えや学び方を振り返ることもできます。AIの活用など、時代とともに、学び方の多様化が進んでいます。それぞれの力に合った問題に効率よく、取り組むことができる環境を有効に活用してもらい、子供たちの学力向上につなげていきたいと考えています。
▽生徒の感想
繰り返し学習ができ、自分の学力に合った学びを進められます。結果によってトロフィーがもらえることも、やる気につながります。
黒岩愛佳(あいか)さん(中学3年生)