子育て GIGAスクール通信vol.43

令和7年度から、本市の全小・中学校で、文部科学省指定による研究開発学校「情報活用能力の育成」のカリキュラムの研究が新たに始まり、垂水市のGIGAスクール構想は、次のステージに入りました。ここでは、市民の皆様に、その取組の様子を紹介することで、本市の教育活動に、より親しみをもっていただければと思います。

■『遠隔合同授業』で、お互いの考えを交流
9月5日、市内の小学校5校で遠隔合同授業を行いました。今回は、中・高学年を交えた活動で、一人一台端末を活用した交流学習です。学習タイトルを『アンケート調査/目指せオンリーワン』と設定し、「全員に同じ質問をして、『はい』という回答がたった1人になるような質問を考える」という課題に対して、各小学校から以下の質問が提出されました。
・日本を出て海外に行ったことがある人
・夏休み中にテレビに映った人
・夏休み中に中部地方に行った人 などの計5問
このうち、『はい』と回答したのが1人だけであったのは、5問中2問でした。授業後は「友だちの思いや考えを想像でき、同じ中学校に通うので、仲良くなってよかったです」などの感想もあり、他校の児童とのよりよい関係性を築くきっかけにもつながる機会となりました。

各小・中学校の取組を紹介
■『遠隔合同授業』で、子どもたちにとって魅力的な授業へ(牛根小学校)
本校は、子どもたちが多様な考えにふれ、学習への深い理解と豊かな人間形成につながるように、他校とオンラインでつなぐ『遠隔合同授業』に力を入れています。

○『遠隔合同授業』で、桜島噴火に備えた防災授業
本校は、協和小学校・松ケ崎小学校と合同で、防災教育の充実に努めています。1学期は、私たちにとって身近な桜島の噴火を題材に、防災授業を実施しました。火山による災害について映像を視聴した後、日頃から備えることや避難時の注意点などについての考えを3校で交流しました。児童は、「2校の友だちの意見を聞いて、『なるほど』と思いました」などの感想を生き生きと発表していました。

○『遠隔合同授業』で、人間関係の広がり
本校の転入生が在籍していた他市の学校と、オンラインで交流する授業を設定しました。みんなわくわくしながら参加しました。自己紹介と学校のよさなどを互いに紹介して親睦を深め、表現力を磨きました。このように、『遠隔合同授業』の取組は、子どもたちの豊かな学びと健やかな成長につながります。今後も、子どもたちにとって魅力ある授業となるよう工夫してまいります。