文化 薩摩川内郷土芸能を知る vol.3

今回は、県の無形民俗文化財に指定されている久見崎盆踊「想夫恋(そうふれん)」です。
1597年に豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、島津義弘率いる約1万の軍が、久見崎港から出航しました。しかし、その戦による戦死者は多く、その霊を慰めるために踊られるようになりました。
踊りを踊る女性たちが身に付ける衣装などは夫などの形見であり、頭巾で顔を隠すのはその霊を迎え慰めるという意味が込められています。