- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県志布志市
- 広報紙名 : 市報しぶし 2025年10月号
志布志市の子どもたちの学力は、いったい今どのような状況なのでしょうか。
今回は、志布志市の子どもたちの「学力」についてまとめてみました。
1.そもそも学力とは、どんな「力」なのでしょうか?
「学力」は、3つの要素を合わせた力のことです。

2.志布志市の子どもたちの「学力・学習状況」を見てみましょう。
令和7年4月に行われた全国学力・学習状況調査の回答結果より(小学6年生、中学3年生対象)
■人が困っているときは、進んで助けていると答えた割合

▽自分ができることを考え、他人のために尽くそうとしている子どもの割合が多いです。
(利他性に関する項目)
■人の役に立つ人間になりたいと思っていると答えた割合

▽よりよい社会をつくるために行動しようと考えている子どもの割合が高いです。
(社会貢献に関する項目)
■毎日、同じくらいの時刻に寝ていると答えた割合
(就寝時刻について)

■毎日、同じくらいの時刻に起きていると答えた割合
(起床時刻について)

○志布志市の子どもたちは、睡眠について課題があります。
・就寝時刻、起床時刻に関する質問において、県や全国の数値を下回っています。
・回答状況から、睡眠時間が安定していない子どもがいることがうかがえます。
→睡眠時間がずれたり、減ったりすると、ぼんやりした状態になり、イライラしたり、集中力が欠けたりすることが心配されます。
《令和7年度全国学力・学習状況調査より》
▽平均正答率

■全国平均との差(縮まっています!)
全国平均正答数で比較すると下記のとおりです。
小学6年生
[国語]-0.7問(前年度-0.7問)
[算数]-0.7問(前年度-1.1問)
中学3年生
【国語]-0.9問(前年度-1.9問)
[数学]-1.5問(前年度-1.9問)
○志布志市の子どもたちの平均正答率は、昨年度よりも全国平均に近づいています。各学校での取組が着実に結果を出しつつあります。
3.今後へ向けて
「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「学びに向かう力、人間性等」のバランスのとれた学力の育成を図るために、次の取組を大切にします。
・「楽しくてたまらない授業づくり」を目指し、デジタル教材とアナログ教材のバランスを考慮しながら、子どもが「できる・分かる」授業づくりをします。
・子どもたちのタブレット端末に登録してある学習ソフトを活用し、自分の理解度に応じて家庭でも自ら学ぶことができるようにします。
問い合わせ先:志布志庁舎 教育委員会 学校教育課学校教育グループ
【電話】472-1111(内線323)
