- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県さつま町
- 広報紙名 : 広報さつま 2025年9月号
■34 島津金吾歳久供養塔
佐志地区にある島津金吾歳久供養塔は、石造の五輪塔で、基壇と台石に蓮華台が設けられ、その上に五輪塔が載せられています。五輪塔の各部には梵字が刻まれており、地輪には島津歳久の戒名である「心岳良空大禅伯」と、宝永3年(1706年)と刻まれています。島津歳久は戦国島津4兄弟の三男で、地域住民から金吾様と呼ばれ、本町一帯を治めていました。この供養塔は地域住民によって大切に守られてきたもので、令和7年3月26日付で68件目となるさつま町指定文化財に指定されました。なお、歳久の供養塔が町指定文化財となったのは宮之城屋地区の「島津金吾歳久等の供養塔群」に続いて2例目となります。
『島津金吾歳久供養塔のマップ』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。