くらし 喜んでいただける町づくり 2期目始動

◆令和7年4月24日就任
南大隅町長 石畑 博

4月13日執行の南大隅町長選挙で2期目の当選を果たした石畑博町長。
就任式において、職員に向けて今後の取り組みについて話しました。

1期4年も本当に早い期間でございました。
町民に納得していただけることを実行していかなければなりません。それを考えると、一番大事にすべきことは、1期目と同じ『喜んでいただける町づくり』という基本的なスタンスです。
4年が経った中で、物価高騰などいろんな事象が発生し、町民皆さんの生活は非常に厳しい環境になっています。
やはり今の町民生活を最優先で守っていくのが役場の仕事であって、町民から良くしてもらってありがたいと思っていただける生活の支援が一番大事だと思っております。
職員においては、町民生活を守ることを基本に置き、新たな政策提言、また予算を提案していただきたいと思います。
特にこの2期目でまずは「農林水産業の振興」「自治会支援」「子育て支援」プラス「福祉サービスの充実」に取り組みます。

■第一次産業の振興
後継者の方々が、5年先、10年先の第一次産業の未来を描けないと農家も不安です。畜産、露地野菜、園芸などを営む方々は、日常の市場価格に左右され、同じく働いても収入が変わるような環境であります。例えばハウスの開閉をパソコンでできる環境、畜産の分娩を携帯電話で確認できる環境など、労働力の軽減については先例等もありますので、遅れのないよう進めていきます。

■子育て支援
就任時から保育料や給食費の無償化など、子育て支援についていろいろなことに取り組んでまいりました。先行して町が実施した給食費の無償化ですが、これからは国が無償化に向け進んでいきますので、その費用を高校通学費の支援へと充てていこうと考えています。子どもたちが少なくなる中で、できることはどんどんしていかなければならない。実行していきます。

■自治会支援
ご相談をいただき、3月に物価高騰支援金として自治会支援に取り組みました。公平性を保った形で取り組んでいきたいと思っております。自治会からのご要望を地域担当職員が聞き、自治会機能を引き続き持続できるよう支援していきます。

■福祉サービスの充実
医療機関や介護サービス事業所の閉鎖など、福祉の課題については、町としても手を携えていかなければと思っております。
高齢者支援では、買い物や病院の支援など、皆さんが非常にお困りです。コミュニティバスをデマンド運行として予約を受け利用者の自宅を回る方法へとの要望もありますので、住民目線に立った考え方で進めていきます。
2期目も、今申し上げたことを重点的な課題とし取り組んでまいりますので、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
(※町長就任式あいさつから)