- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県中種子町
- 広報紙名 : 広報なかたね 令和7年(2025)12月号
別名:シャコバサボテン、カニバサボテン、デンマークカクタス
原産地:原種は6種あり、ブラジル
栽培適地:日当たりよく(夏は半日陰)、排水保水の良い場所
繁殖法:挿し木
晩秋から冬の鉢花として、店頭に並ぶサボテンの仲間です。葉のように見える部分は茎です。茎の縁が鋭いものをシャコバサボテン、円いものをカニバサボテンとも称します。近年の導入品種はデンマークで育種されたものが多いことから、デンマークカクタスとも呼ばれています。花芽は、充実した茎に短日条件下で形成されます。このため自然条件下では、年末年始頃に開花します。蕾の肥大期の環境変化は落蕾の原因となります。原種は樹幹や岩上などに着生しています。このため、培養土は保水排水のよい水苔や赤玉土などを使用します。増殖は、生育期間中に先端の数節を切り取り、数日乾燥後挿し木すれば容易に活着します。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)
