- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県中種子町
- 広報紙名 : 広報なかたね 令和7年(2025)3月号
■帯状疱疹について
帯状疱疹をご存じですか?
50歳以上の人がかかりやすく、70歳代が最も多く発症している病気です。
すでに、水疱瘡になったことのある人は、治った後もウイルスは体内に残ります。普段は免疫によって抑えられているため症状は現れませんが、加齢や疲れなどで免疫が弱まるとウイルスが再び活動し始め、帯状疱疹を発症します。
体の左右どちらかに水ぶくれが帯状に集まって生じることから「帯状疱疹」と呼ばれます。
症状が出る部位は、胸や背中が多いですが、顔やお腹、手足などに発症することもあります。初期症状は、ピリピリ、チクチク、鈍痛、もぞもぞ、かゆみなど様々です。そして症状が数日から1週間ほど続いた後、皮膚が赤くなる、水ぶくれができる、強い痛みが出るなどの症状が3~4週間ほど続きます。
放置していても約1ヶ月後には治ります。しかし高い確率で「帯状疱疹後神経痛」が後遺症として残ります。そのため治療していても長い期間痛みに苦しむ方が多いのです。
治療が遅くなったり、治療されないまま放置されると、頭痛や39℃以上の発熱などの全身症状が現れることもあります。特に首から上の帯状疱疹は、重症の場合、失明や顔面麻痺、難聴を引き起こすこともあります。重症化しない、痛みが長引かないためにも早い段階で適切な治療を受けることが重要になります。
帯状疱疹の予防には、50歳以上の方を対象としてワクチンを接種するという方法があります。完全に防ぐものではないですが、発症や重症化を予防します。
2025年4月から65歳の方は定期接種になる見込みです。
今年65歳になる方は接種を検討してみてはいかがでしょうか?
■公立種子島病院の診療情報
火曜日の整形外科の受診を希望される方は、必ず来院前に電話でお問い合わせをお願いします。
野田先生の診療日:
3日(月)午後~7日(金)午前・17日(月)午後~19日(水)午前
24日(月)午後~28日(金)午前
藤原先生の診療日:13日(木)まで
当番医:9日(日)
公立種子島病院 外来看護師 崎田 さおり
【電話】26-1230