- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県中種子町
- 広報紙名 : 広報なかたね 令和7年(2025)5月号
■リハビリについて
昨年の10月より、公立種子島病院リハビリテーション科に新任、勤務しております理学療法士の金森菜緒と申します。
滋賀県から種子島へ移住して約10年経ちますが、種子島の方言にはまだ慣れず戸惑う場面も多々ある中、皆さんの温かさ・やさしさに触れ、とても居心地の良さを感じています。リハビリで出会う患者さまには、農業や畜産業、漁業をされている、もしくは引退された方が多く、その会話の中で種子島の農作物や食文化などの話を聞く機会もあり、種子島を再発見できる楽しみの一つとなっています。
さて、リハビリではどのようなことをするのか、改めて紹介させていただきます。リハビリテーションには患者さまを中心に、医師や看護師、療法士など様々な職種や家族など大勢の人が連携しています。療法士との関わりとしては、基本動作(寝返り・起き上がり・立ち上がり・立位・歩行)の回復を通じて、日常生活動作(整容・トイレ動作・入浴など応用的動作)の自立あるいは能力向上できるよう、一人一人の患者さまの状態に応じて、運動療法、物理療法、装具療法など組み合わせ個別的治療を行います。リハビリの目的には、事故やケガによる身体機能不全を回復させるだけではなく、高齢による身体機能低下の改善や、脳の病気による心身機能低下を改善させることで、生活の質を向上させる目的でも用いられます。
「リハビリ」の言葉の語源は、「RE(再び、戻す)」+「HABILIS(適した、ふさわしい)」というラテン語がベースであり、単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が重要になります。リハビリでは、この「~できるようになりたい」という患者さまの思いに寄り添い、“自分らしく”過ごせるよう共にイメージしながら、精一杯運動のサポートをさせていただきます。
■公立種子島病院の診療情報
火曜日の整形外科の受診を希望される方は、必ず来院前に電話でお問い合わせをお願いします。
野田先生の診療日:
4月30日(水)午前10時~5月2日(金)午前、7日(水)午後~8日(木)午前
5月12日(月)午後~16日(金)午前、20日(火)午前、26日(月)午後~30日(金)午前
当番医:3日(土)
荒井先生:5月8日(木)午後~9日(金)、22日(木)午後~23日(金)は不在
問合せ:公立種子島病院 理学療法士 金森 菜緒
【電話】26-1230